要請番号(JL10919B08)
募集終了
3代目
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健医療サービス省
2)配属機関名(日本語)
ツンガル中央病院・非感染性疾患対策センター
3)任地( 南タラワ・ナウェレウェレ地区 ) JICA事務所の所在地( 南タラワ・アンボ地区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先の中央病院は、1991年に日本の援助により建設された当国の基幹病院であり、6病棟と手術室、救急外来、一般外来がある。看護師約200名、現地人医師15名、医療ボランティアとして、外国人医師数名が勤務している。外国の援助として、台湾による自国での研修制度提供、WHO(世界保健機関)およびUNICEF(国連児童基金)からは薬、ワクチンの提供と医師や看護師のトレーニング等の支援がなされている。現在、救急外来および糖尿病クリニックに看護師隊員が各1名、保健情報部に公衆衛生隊員が1名派遣されている。また、2016年6月からは生活習慣病対策プロジェクト(技術協力事業)が実施されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在キリバスの保健分野での重要な政策目標の一つとして非感染性疾患(主に生活習慣病)の対策が掲げられている。保健医療サービス省としては、食生活における栄養改善、運動促進、煙草及びアルコール対策等と平行して、糖尿病及びその他の生活習慣病に対する予防啓発、早期診断・治療に取り組んでいる。しかしながら、当国では糖尿病等を含む生活習慣病に対する十分な知識と経験を有した看護師が少なく、患者や地域住民に対して十分な啓発活動・指導が実施できていないのが現状である。このような経緯から、ツンガル中央病院内にある非感染性疾患対策センターより保健師隊員の派遣要請がなされた。これまで2名の看護師隊員がツンガル中央病内にある糖尿病クリニックにて診療中心の活動に取り組んできたが、今後は非感染性疾患対策センターにおいて院内の関係者と連携しつつ、生活習慣病対策にかかる包括的な支援を実施することが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. コミュニティ巡回による地域の人々を対象とした健康教育の実施。
2. 効果的な指導・啓発活動を実施するための教材・資料の開発。
3. 離島巡回によるの現地看護師への指導および住民に対する健康講和や健康診断の実施
4. ダイエットコンピティション等、住民の行動変容を目的としたイベントの企画・実施。
5. 糖尿病クリニック外来患者に対する適切な生活・食事指導および同僚看護師に対する助言。
6. 糖尿病クリニックでの診察業務を円滑に実施するための業務環境改善にかかる助言。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
診察台、血圧計、血糖測定器、パソコン、体重計、身長計、メジャー
4)配属先同僚及び活動対象者
・非感染性疾患対策センター主任 (女性、30代、業務経験12年)
・非感染性疾患対策センタースタッフ2名(女性20~30代、業務経験5~10年)
・担当医師1名(男性、生活習慣病を主に担当、業務経験7年)
・栄養士、眼科、循環器科、歯科、薬剤師等の生活習慣病対策に関わるスタッフ多数
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(保健師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚の指導に携わるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は他の同性隊員又は他国ボランティアと同居になる可能性がある。生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。