要請番号(JL10923B02)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
インフラ・持続可能なエネルギー省
2)配属機関名(日本語)
土木エンジニアリング部門
3)任地( 南タラワ・ベシオ ) JICA事務所の所在地( 南タラワ・テオラエレケ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
インフラ・持続可能なエネルギー省は、道路・コーズウェイ(島間連絡道路)・橋梁・海岸護岸や病院・学校などの公共建築物、さらには水道・発電といった公共インフラの計画・整備・建設・保守管理を担う省庁。日本の無償資金協力による「ベシオ・バイリキ間連絡道路(1985年)」、「南タラワ水産関連道路整備計画(2008年)」、「ニッポン・コーズウェイ改修計画(2016年)」や技術協力による「太平洋地域ハイブリッド発電システム導入プロジェクト(2016年)」の責任官庁でもある。国内のインフラ整備事業も所掌しており、必要な多数の重機も保有する。
【要請概要】
1)要請理由・背景
キリバス政府は、社会・経済インフラの整備を同国の最重要課題の1つとして掲げているものの、各種インフラの維持管理業務を円滑に遂行することのできる人材が不足しているのが現状である。多数の重機を保持するものの、維持管理が課題となり、稼働率の低下が問題となっている。当該分野での人材育成、基盤整備が課題であり、JICA海外協力隊の派遣要請がなされた。JICA海外協力隊には、日常の業務を通してカウンターパートおよび現地の若手技術者の育成・指導のほか、現地の状況に適した重機維持管理における提言が期待されている。尚、インフラ・持続可能なエネルギー省にはこれまでに4名のJICA海外協力隊が派遣されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.重機の整備・修理を行うとともに、OJTや講習などを通じて土木エンジニアリング部門の整備士の能力向上を支援する。
2.同僚とともに同部門所属の重機の整備計画および機材ごとの維持管理マニュアルを作成する
3.同僚とともに整備計画に沿った年間予算案を立案、彼らがその積算や文書作成をより正確にできるようにする。
4.土木エンジニアリング部門の重機等のアセットマネジメントプラン作成を支援する。
5.同僚とともに重機のスペアパーツの在庫目録を作成し、可能な限り環境整備を行うことで作業の効率化を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パワーショベル、ブルドーザー、コンクリートミキサー、ロードローラー、ダンプトラック、クレーンなど多数。メーカーはコマツなどの日本製、韓国製、中国製など。
4)配属先同僚及び活動対象者
・40代男性、短大卒、約20年
・30代男性、専門学校卒、経験5年以上
・40代男性、中卒、経験10年以上
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(建設機械整備技能士1級)
(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士以上)
[性別]:(男性) 備考:同僚が男性のみのため
[学歴]:(専門学校卒) 備考:指導するための知識が必要
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:多種の機材に対応するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活言語はキリバス語。英語がわからない同僚も多いことから、キリバス語の習得は活動の成否にかかわる。