【配属機関概要】

3）任地（ 南タラワ・ビケニベウ地区 ） JICA事務所の所在地（ バイリキ地区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はキリバス唯一の教員養成校であり、同国の小中学校教師を育成する機関である。また、長期休暇期間中は、全国より小中高の教員を招聘し、キリバス政府の教育セクター戦略計画に基づき、能力向上を目的とした各種研修を実施している。年間予算は約1億円、約30名の教員、280名の学生が在籍している。2019年1月にはオーストラリアの支援により、コンピュータ教室・図書室・会議室等が建設された。過去にJICA本邦研修を受講した教員も複数在籍。現帰国研修員同窓会(JAAK)会長は同校職員。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先はキリバスに現存する唯一の小・中学校教員養成機関である。キリバス政府の教育セクター戦略計画に従い、各教科の教員養成および研修プログラムが実施されている。キリバスではIT人材が不足しており、早急なITレベルの底上げが課題として挙げられていることから、同校においてはIT教育を優先事項の1つとして捉え、授業・研修が展開されている。その一方、担当教員および学生のIT知識・技術レベルは高いとは言えない状況にあり、効果的・効率的なIT人材育成が実施されていないことから、隊員の派遣要請に至った。当該隊員には、同僚教員と協力しつつ、コンピュータの授業・実習を支援し、卒業生がコンピュータの基礎技術を習得できるような協力が求められている。また、校内にある関連機器、データベースの保守管理における協力・指導も求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚と協力し、以下の活動を行う。
1. 校内にあるコンピュータおよびサーバー等の関連機器保守・管理に関する協力。
2. 同僚に対するコンピュータ授業およびネットワーク・プログラミング等に関する知識・技術レベルの向上支援。
3. 学内の学生管理データベース(Open SIS)の維持管理及び同僚への運用・維持管理指導。
4. 学生に対するパソコンの基本理論及び基本ソフト(ワード、エクセル、パワーポイント等)の指導等の支援
5. その他配属先が依頼する業務。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピュータ室のPC25台、OSはWindows11、アプリケーションはMS Office2016。ネットワーク:ファイルサーバーはWindows Server2021、機器はUNIFY。学内DBはOpen SIS。

4）配属先同僚及び活動対象者

・学生数約280名、教員数約30名
・IT担当教員2名(男性1名・30代・実務経験4年、女性1名・20代・実務経験1年)
・PCの保守管理技術者3名(20-30代、短大卒～専門学校卒、実務経験4～7年)
・コンピュータクラスの学生約40名(10代後半～20代)

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。