要請番号(JL10924A01)
募集終了
2代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
インフラ持続的エネルギー省
2)配属機関名(日本語)
品質管理検査課
3)任地( 南タラワ ベシオ地区 ) JICA事務所の所在地( テオラエレケ地区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
インフラ持続的エネルギー省は本部(総務、会計、ICT部門)のほかにエンジニアリング部のもとに品質管理検査課、土木課、建設・設備課、建設・維持管理課、建築内装課、エネルギー課、水衛生エンジニアリングサービス課、そのほか設計課、積算課、プロジェクト計画課などがあり、職員約230人である。年間予算5.9百万豪ドル(経常経費、2024)。配属先、品質管理検査課は、建設基準に基づいて、建築・土木計画や施工が行われているかを監理し、また、建設申請の審査も行う。
【要請概要】
1)要請理由・背景
品質管理検査課は、キリバスの建築・土木事業が、建築基準に合致しているかを審査、監理する部署であるが、課員が若く、建築基準を満たしているかを監理し、基準に沿って建設や工事が行われるよう指導する能力が弱い。また、政府関係のプロジェクトにおける複雑な建築物の構造解析やデザインのなどについての経験、知識が不足している。そのため、特に若く経験の浅いエンジニアたちに、構造物の構造解析や適切なデザイン、建築基準法に沿っているかの審査、また同法に準拠させる監理などについての指導・育成を支援できる隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.建物等の構造の安全性を分析・確認する業務を所掌するとともに、卒業して経験の浅いエンジニアたちが行う建築物等のデザインが構造上問題ないものとなるよう支援する。
2.申請された新しい建築物のデザインが建築基準や他の必要な基準を満たしているか審査、評価する。
3.建設工事の各ステージにおいて、承認された設計に沿っているか、また、施工品質や安全管理も水準を満たしているかをチェックする。
4.キリバスのインフラ開発の改善のために、組織内の意思決定の際に求められる技術的な助言を行う。
5.新人や経験の浅いエンジニアたちへの指導および育成支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンピュータ、(プログラムソフトウェア):Spacegass, Structural Toolkit(豪州製), Revit
4)配属先同僚及び活動対象者
(課長) 34歳、大卒(土木・構造)主任品質管理専門員、(課員1) 23歳、大卒(施工管理)インフラ検査員、(課員2) 27歳、専門学校卒、(建設レベル3)インフラ検査員補、
(課員3)44歳、専門学校卒、(建設)インフラ検査員補、(課員4) 54歳、建築係、インフラ検査員補
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(一級建築士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)建築学 備考:構造計算・分析の知識要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:構造計算・分析の実務経験要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語は現地語(キリバス語)で、赴任後の現地語学訓練にて学習する。また、建築物が主であるが、土木構造物についても審査、監理を所掌しているため、土木関連の助言も求められる可能性がある。なお、キリバスにおける建築関連基準はオーストラリアの基準に準じているものが多く、現在最新版の改定作業中である。