要請番号(JL10924A02)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境・土地・農業開発省
2)配属機関名(日本語)
農畜産局 家畜・動物健康課
3)任地( 南タラワ、タナエア地区 ) JICA事務所の所在地( テオラエレケ地区 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先の農畜産局は、環境・土地・農業開発省傘下の部局であり、農畜産業従事者に対する関連情報や研修の提供、家畜飼育に関する研究、動物の防疫、家畜生産普及等の業務を担当している。年間予算は約1.5億円。総職員94名の内、約3割が農畜産業普及員として離島に配置されている。また、繁殖生産した鶏や子豚、卵の販売、動物への医療サービスなども所管している。家畜生産・動物健康課は、世界動物保健機関(国際獣疫事務局)、太平洋共同体(SPC)や豪州のNGO、中国から技術的な支援を仰いでいる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
家畜生産・動物健康課には、獣医師資格保有者がおらず、農業分野の学士号を有する職員を中心に、回虫症、旋毛虫症、サルモネラ菌等の人獣共通感染症に関する啓発活動や動物への医療サービス、豚・鶏などの生産性向上にかかる研究などを行っている。これらの業務は、世界動物保健機関や太平洋共同体等の国際組織、豪州NGO、中国からの支援を部分的に受けているが、国際・外国組織のスタッフが常駐していないこと、また家畜生産・動物健康課の職員も十分な知識・経験を有していないことから、適切な業務遂行が困難な状況にある。このような背景から、JICA海外協力隊の派遣要請がなされた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協力しながら、主に以下の活動を実施。
1. 人獣共通感染症発生時の対応計画作成支援および各地域における家畜疾病発生状況や予防対策にかかる調査。
2. 豚、鶏、犬、猫等の動物用医薬品調達、管理・使用にかかる技術的指導。
3. 豚、鳥等の生産性向上に関するデータ活用や生産性改善にかかる助言
4. 離島訪問による農畜産業普及員への技術的指導。
5. 検疫課と連携しての動物性輸入食品の検疫業務の協力の他、家畜等への医療サービスほか配属先が依頼する業務。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
冷蔵庫、遠心分離機、手術キット等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先の同僚:シニア農畜産オフィサー1名 (女性、大卒、実務経験10年以上)、農畜産オフィサー (女性、大卒、実務経験3年)、アシスタントオフィサー (男性、専門学校卒、実務経験20年以上)
活動対象者:農畜産業普及員約20名、その他農畜産業従事者多数
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)獣医学 備考:専門的な指導を行うため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:専門的な指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
生活使用言語は現地語(キリバス語)を使用することになり、赴任後の現地語学訓練にて学習する。