要請番号(JL10925A07)



・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境・土地・農業開発省
2)配属機関名(日本語)
農業畜産局家畜動物健康課
3)任地( 南タラワ タナエア ) JICA事務所の所在地( テオラエレケ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先農業畜産局は、環境・土地・農業開発省傘下の部局で、農畜産業従事者に対する情報提供や研修の実施、家畜飼育に関する研究、動物の防疫、家畜生産の普及などの業務を所管している。年間予算はAUD約1.6百万(うち事業費は30%)。総職員数94名のうち、約3割が農畜産業普及員として離島に配置されている。また、繁殖生産した鶏や子豚、卵の販売、動物への医療サービスも所掌。家畜生産・動物健康課は、世界動物保健機関(国際獣疫事務局)、大洋州共同体(SPC)や豪州のNGO,中国から技術的な支援を受けている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
獣医資格保持者がいないため、動物の防疫や家畜への医療サービスのための薬剤の調達・管理が難しい。また、農業分野の学士号を有する職員を中心に、人獣共通感染症に関する啓発活動や動物への医療サービス、豚・鶏などの生産性向上にかかる研究などを行っている。また、世界動物保健機関や太平洋共同体などの国際組織、豪州NGOや中国などからも技術的な支援を受入れているが、常駐スタッフがおらず、職員の知識や経験も不十分なため、適切な業務が困難となっている。そのため、JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.薬品の調達管理を助け、配属先が動物の医薬品供給元の必要条件に従って、抗菌性抵抗体(AMR)やその他の人畜共通で新しい病気や動物の疾病に対応できるように協力する。
2.動物の致死性の疾病や病疫に対する緊急対応計画(ERP)作成のための助言を行う。
3.離島にいる農畜産業普及員への訓練指導や農民への啓発訓練に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:主任農畜産担当官:女性、大卒、経験10年以上。 農畜産担当官:女性、大卒、経験3年。農畜産担当官補助:男性、専門学校卒、実務経験20年以上。
指導対象者:農業畜産普及員約20名、その他農畜産業従事者多数。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)獣医学 備考:獣医師免許取得に必要だから
[経験]:(実務経験) 備考:相談できる環境が限定的なので
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
使用言語は現地語(キリバス語)を使用するため、赴任後の現地語各訓練で学習する。