要請番号(JL11223A08)
募集終了
2代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健福祉省
2)配属機関名(日本語)
イバイ病院 健康管理サービス局
3)任地( クワジェリン環礁イバイ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+船 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
任地のイバイは、当国で二番目に人口の多い都市(約1万人)で、配属先となるイバイ病院は同地域唯一の病院となっている。同病院は年間延べ2万人以上の患者や地域住民に対し、院内での治療のみならず、病気の予防や健康促進のための啓発活動を実施している。年間予算は410万ドル(2018年)である。過去には、日本の草の根無償資金協力にてX線撮影装置、CTスキャナー、産婦人科医療機材が整備された。また2015年には、看護師隊員が非感染性疾患(以下NCD)に関わる活動を実施した。2018年に初代栄養士隊員が活動した実績がある。また、コロナ禍では、米国、台湾等から多くの支援が寄せられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では、海外からの加工食品の流入により、糖尿病や肥満を始めとする生活習慣病の蔓延が深刻な社会問題となっている。隊員が配属するNCD対策部門では、患者の血糖値チェックや同地域の糖尿病対策団体と協力を通じた住民への健康指導や糖尿病スクリーニングを行っている。しかし、当国で栄養学を学べる教育機関はなく、専門性を備えた人材が不足している。そのため、患者や地域住民に対し、当国の土地や食文化に応じた栄養指導や食育を実施し、同僚スタッフの知識と技術力向上に寄与できる人材が求められている。初代栄養士隊員は、病院食改善提案や調理場スタッフへの衛生指導に加え、近隣小学校や地域の団体を対象とした活動が配属先の称賛を得ており、後任要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属するNCD対策部門の同僚と協力して以下の業務を行う。
1. 病院スタッフへ栄養学的な知識の普及を図る。
2. 地域コミュニティーや小学校等に対し、食生活改善の視点から健康教育を実施する。
3. 医療従事者や学校教員が、栄養学の観点からの健康指導ができるようになるよう、健康教育・啓発教材を実施する。
4. 糖尿病患者への食事指導、病院食のアセスメントおよび改善を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスクトップPC(英語版Mac/スタッフ共用のため、初代隊員は個人所有のノートPCを使用していた)、プリンター、プロジェクターなど
4)配属先同僚及び活動対象者
NCD対策部門:5名
部門長(女性/60代/短大卒/心理学専攻/経験30年以上)
主な同僚1(男性/30代/短大卒/経験8年)
主な同僚2(男性/40代/高卒/経験8年)
調理場スタッフ5名(女性) ※但し、スタッフの入替りが時折ある。
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(短大卒) 備考:配属先からの要望により
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づいた指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と現地語学訓練言語が異なる。現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行う。