要請番号(JL11223A16)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育スポーツ訓練省
2)配属機関名(日本語)
特別支援教育事務所
3)任地( マジュロ環礁リタ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同国では、6-18歳までの全ての子どもに教育を受ける権利があるが、国内に特別支援学校はなく通常校にて統合教育が実施されている。配属先は、3-21歳までの障害児・者やその保護者への支援を行っており、学校教育面では、特別支援教員125名が全国の学校にて勤務し、各生徒への個別教育計画の作成を行っている。年間予算である162万ドルの多くは、米国連邦政府助成金より拠出されている。これまでJICA海外協力隊員派遣実績はないが、聴覚障害者のための海外ボランティアの受入れ実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国に特別支援学校はなく、ろうセンターが2つある。隊員が活動する場所は、マーシャル諸島高校内に併設されたろうセンター内のオフィス、教室、敷地である。同国では障害がある生徒が高校を卒業しても、社会で活躍することが難しい状況である。生徒の社会参加・自立支援は、配属先の優先課題の1つであり、高校に通う生徒への就労支援として就労作業プログラムを可能な範囲で開始している。ガーデニングや料理、手工芸・縫製、木工、車のタイヤ交換など、各生徒の障害の程度に応じて卒業後も活用できるよう、プログラムの幅を拡げる支援を求めて隊員要請に至った。また、当該生徒の保護者等への啓発活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
マーシャル諸島高校内に併設されたろうセンターで以下の活動を行う。
1. 関係者と協力しながら、障害がある生徒の卒業後の社会参加・自立を目指した支援内容を模索する。
2. ガーデニング、料理、手工芸・縫製、木工、車のタイヤ交換等の中から将来に役立つ作業を生徒に対し実践・支援する。
同僚に指導方法を伝える(手工芸等いくつかは実施されているが、幅を拡げることに協力することが求められる)。
3. 保護者や教員を対象に障害への理解を深める啓発活動を支援する。
4. 地元の障害者団体等と協力して障害者理解啓発イベント等に参加協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プリンター、机
※併設高校に木工作業場や縫製設備があるため、高校の放課後や長期休暇の際に利用することが可能。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先
同僚1(女性/学士/特別支援教育と就労支援)
同僚2(男性/学士/特別支援教育)
活動対象者:高校生
(主な障害:学習障害7割、聴覚障害1割、発達障害等)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(特別支援学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒なため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく支援が必要なため
[参考情報]:
・特別支援学校や福祉施設での作業学習経験
・就労支援型作業所(A型)経験が望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当国で使用されている手話は、米国ASL手話である。併設するマジュロ諸島高校の生徒支援が主対象となるが、環礁内にあるローラ高校や不登校・中退してしまった同年代の子どもも対象になる。訓練言語と現地語学訓練言語が異なる。現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行う。