要請番号(JL11223B02)
募集終了
11代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育スポーツ訓練省
2)配属機関名(日本語)
リタ小学校
3)任地( マジュロ環礁リタ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はマジュロ環礁内にある9つの公立小学校の1つである。幼稚園就学前から6年生(4-12歳)までの約550名の児童が在籍している。各学年のクラス数は1-4クラスで1クラス人数は10-30名と、学年のクラス数等に幅がある。教員数は41名で2名の教頭がいる。6年生を除き各クラスの教員が全教科を教えている。3年生および6年生の修了時に進級試験がある。また、WASC認定校である。校長は過去に隊員と活動したことがありJICA事業に対する理解が深い。配属先に過去10名の隊員(直近2017年度、小学校教育)を派遣しており、隊員は100%ゴールテスト(※)実施等を通じ、児童の学力や教員指導力の向上に努めた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の子供たちの学力低迷は深刻な問題であり、初等教育での算数の理解不足がその後の中・高等教育における数学不振に大きく影響している。現地教員の基礎学力の低さや授業展開の技術力不足、年間の教授内容の多さ等が起因している。隊員には、教員に対して指導法を紹介する活動や、児童の算数学力向上のために現地教員とともに授業を実施することが求められている。各学年毎日算数の授業があり、1コマ60分である。夏期長期休暇期間中に実施のサマースクールでは、算数や英語、マーシャル語に特化した授業を展開しており、サマースクールへの支援も求められる。また、教育スポーツ訓練省が実施するワークショップへの協力や他隊員との連携、近隣の離島にあるエジット小学校への巡回支援も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教員と共に、主に以下活動に取り組む。
1. 2年生および3年生担当の教員とのティームティーチング等を通じ、算数に関する児童の基礎学力向上と教員の指導力向上に向けた取り組みを行う。
2. 同僚や他隊員とともに、100%ゴールテストの実施をはじめ、九九の定着に向けた工夫を検討・実践する。
3. 教育スポーツ訓練省が実施する現地教員向け研修会(オープンクラス)に参加し、教授手法改善に向けた提案・支援活動に取り組む。
4. 配属先から船で数分の島にあるエジット小学校(児童数約30名の最小規模校)への巡回指導にも取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、教科書(Math in Focus, Singapore Math) (但し児童全員分ではない)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
校長(50代、男性、同校勤続歴5年以上)
2年生担当教員(20代、女性、経験2年以上)
3年生担当教員(20代、男性、経験2年以上)
活動対象者:
2年生および3年生担当教員および児童
他学年教員および児童
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:現地教員への助言のため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:現地教員への助言のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と現地語学訓練言語が異なる。現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行う。
※100%ゴールテストとは、過去隊員が受入省庁と共に開始した、児童の基礎計算能力の向上を目的にした取り組みである。学力の確認に加え、反復学習や個別指導により計算の解法の理解度を高める取り組みである。