要請番号(JL11223B10)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健福祉省
2)配属機関名(日本語)
イバイ病院
3)任地( クワジェリン環礁イバイ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+船 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先がある病院は、同国に2つある国立病院の1つであり、同地域唯一の総合病院である。病院には病床約70床、医師約15名、看護師30名の体制で、内科・外科・小児科・産婦人科・整形外科・眼科等からなる。1日の外来患者数は40-60人、入院患者は3-5人である。当国では食習慣や運動不足等に起因する糖尿病患者が多く、イバイ島には約800名の糖尿病患者がいる。院内薬局では、2020年に薬剤師が定年退職以降、新たな薬剤師が見つからず、1名の看護師がその業務を担当している。過去3名の隊員(直近2018年度、栄養士)の派遣実績があるが、薬剤師要請は今回初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の院内薬局では、1名の看護師が医薬品の管理、発注、外来患者への服薬等の業務を担当している。取扱い薬品は200-300種類であり手動で管理されている。薬品の在庫や使用期限が切れる前にオーストラリア等の海外へ発注し、約3か月以内に届く仕組みで運用されている。同病院は火~金の各午前中に糖尿病患者、心臓病患者、妊婦など特定の分野の患者等に対する集中的な健診等を実施している。院内薬局では外来患者への窓口業務に加え、各曜日・分野に合わせて薬品を準備する必要もある。しかし、すべての業務を1名の看護師が担っているため、在庫管理等も含めて医療環境を整備する必要があることから本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に、主に以下活動に取り組む。
1. 院内薬局の薬剤の管理状況の調査を行う。
2. 薬剤管理のデータシート等の作成や確認を行い、管理状況の改善に取り組む。
3. 院内薬局の一スタッフとして調剤や患者への説明をはじめとした窓口業務を行う。
4. 同僚や看護師等に対し、正しい薬学知識(医薬品の有効性と安全性、小児患者への適切投与量など)に関する薬剤講習を実施し、関係者の知識・理解を向上する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
錠剤数カウンター、薬を入れる袋に添付するシール、薬品、2024年3月までに導入される予定の台湾製の在庫管理用のソフトウェアなど
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
病院管理責任者(50代、女性、経験10年以上)
看護師1名(30代、男性、院内薬局業務歴4年、2020年に定年退職した薬剤師から基礎を学習した)
活動対象者:
上記同僚、院内看護師、患者、患者家族等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚や患者等への説明のため
[参考情報]:
・病院やクリニックでの実務経験(必ず)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)は、現地語学訓練期間に語学研修を行う。人口密集地の島であり、全ての現地人が繋がりを持っているため、その環境を楽しめることも大切である。配属先より、3回の新型コロナウイルスワクチン接種証明書の持参が求められている。