2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11223B17)
募集終了

国名
マーシャル
職種コード 職種
B131 廃棄物処理
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
廃棄物処分場事務所1階 廃棄物処分場 廃棄物処分場、手前の袋に空き缶が入っている 廃棄物処分場、手前の袋に空き缶が入っている 廃棄物処分場、手前の袋に空き缶が入っている

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

クワジェリン環礁政府

2)配属機関名(日本語)

公共事業部 廃棄物処理課

3)任地( クワジェリン環礁イバイ ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+船 で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

クワジェリン環礁政府公共事業部は、同環礁内の廃棄物管理や土木、建設などの計画策定・施工管理、また関連する重機の維持管理などを行っており、予算は約100万USDである。任地の廃棄物収集処理対象人口は、同環礁内イバイ島からグジグ島までの約10,000人以上である。ごみ収集は月曜から土曜に実施され、処分場に一括廃棄されている。CDL(飲料容器デポジット制度)の開始に伴い、任地でも有価物の分別を開始し、近い将来リサイクルセンターを建設予定である。また、分別の促進の方法や適切な処分場、重機の管理等も課題になっている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

国内で人口密度の高い都市の一つである任地は、廃棄物処理問題に対する住民の意識は低く、ごみの定期収集があるにも関わらず、海洋投棄が行われている。また、町から出る廃棄物は増加の一途をたどっており、適切な収集と廃棄は喫緊の課題になっている。ごみ処分場は面積が広く投棄が容易なため、住民にとって現状は問題ないように感じられているようだが、将来を見越して現時点から処分場の適正管理を実施していくことが必要である。配属先の事業予算は比較的潤沢ではあるものの、適切な予算執行、報告などにも課題を抱えている。そのため、配属先同僚や上司とともに、日常的な活動からごみ処理計画の円滑な実施にかかる全般的な支援が期待され要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

廃棄物処理業務のコーディネーターとして上司を補佐し、同僚とともに廃棄物管理業務に従事する。
1. 4Rの推進、特にCDL(飲料容器デポジット制度)を活用した、飲料容器の効率的回収とリサイクル事業を連動させ、廃棄物の減量を推進する。
2. 処分場の改善、新施設建設などについて、関連するJICA技術協力プロジェクト専門家等と協力しながら、持続的な計画となるよう計画立案、業務実施のサポートを行う。
3. 環境保護局(EPA)及び教育スポーツ訓練省(PSS)と協力し、ごみの減量化・3Rの促進、分別収集等の住民への啓発活動を推進する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

インターネット回線(有線・無線LAN)、事務机、プリンター

4)配属先同僚及び活動対象者

1.公共事業局長(City Manager)50代男性
2.公共事業局総務担当者(Coordinator Solid Waste Management (SWM))30代女性
3.廃棄物処分場現場職員、収集職員 30-60代

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:B)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:計画策定・実施が求められている

[汎用経験]:

 ・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験

 ・環境関連活動の経験や知識

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

配属先は、JICAが実施する大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISMフェーズ3、2023年7月開始)のカウンターパート機関でもある。訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)は現地語学訓練期間に語学研修を行う。全ての現地人が繋がっている人口密集地の島の環境を楽しめることも大切である。