2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11224A01)
募集終了

国名
マーシャル
職種コード 職種
D233 建設機械
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
廃棄物処分場とエクスカベーター ごみ収集車 配属先の重機 配属先の重機 配属先の重機

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大統領府

2)配属機関名(日本語)

マジュロ環礁廃棄物管理公社

3)任地( マジュロ環礁 ロングアイランド地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

マジュロ環礁における廃棄物管理機関として2006年に政府出資で設立された公社である。職員数は約40名である。廃棄物処理対象は環礁全体であり、地区毎に週1-2回、生活廃棄物を含めた回収が行われている。ごみは混合排出されており、処分場で手作業で分別している他、粗大ごみのスクラップ処理を実施している。2018年8月よりCDL(飲料容器デポジット制度)が開始され比較的順調に運用されている。また、JICAの大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISMフェーズ3、2023年7月から開始)のカウンターパート機関である。過去5代の隊員(廃棄物処理)を派遣しているが、建設機械での要請は初めてである。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国は社会基盤構築に必要なインフラ設備などの多くを輸入に依存し続けている。それによる廃棄物量は増加し続けており、特に産業廃棄物用の処分場が逼迫しごみ山と化している。処分場の拡張計画が進められており、拡張エリアには一般家庭からの廃棄物が堆積し始めている。しかし、ごみの移動や積み上げに必要な重機の操作やメンテナンス、エンジン構造等の知識やノウハウが乏しく、特に潮風による重機の劣化に苦慮している状況である。修理の必要性が生じた場合は公共公益事業インフラ省に依頼しているが迅速な対応が難しい。重機整備計画の作成等による自立的な事業運営に向けて隊員への要請に至った。2024年3月以降に日本の無償資金協力によりいくつかの重機が供与される予定である。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先同僚と共に、主に下記活動に取り組む。
1.重機の操作方法について確認し、配属先スタッフに対する研修を実施する。
2.各重機の適切なメンテナンス方法や計画を策定・導入する。
3.配属先の在庫備品を洗い出し、重機のメンテナンス・修理に活用する。
4.重機修理の必要性が生じた場合、同僚と協働し修理に取り組み、適切な修理方法について支援する。
5.同僚との重機修理を通じ、エンジン構造や配線の仕組みなどについて同僚に教える。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

既存:エクスカベーターやクレーントラック各1台、ごみ収集車3台、供与予定:エクスカベーター(日立)・クレーントラック(小平産業社製)・ホイールローダー(日立)・ごみ収集車(極東開発工業社製)各1台など

4)配属先同僚及び活動対象者

統括マネージャー(40代、男性)
事務マネージャー(40代、女性、勤続6年、JICA研修事業で訪日経験あり)
メカニック担当(30-50代、男3名、勤続10年前後)
溶接担当(40代、男性、勤続1年、前職では現地大手企業で業務)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言のため

[参考情報]:

 ・建設機械整備技能士2級以上(必ず)

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)は現地語学訓練期間に語学研修を行う予定であるが自主学習も必要である。配属先の修理備品が十分でないことから、手工具など基礎的な修理具の持参を推奨する。2024年度に廃棄物処理職種の6代目隊員が派遣予定である。