要請番号(JL11224A02)
募集終了



・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
クワジェリン環礁政府
2)配属機関名(日本語)
公共事業部 廃棄物処理課
3)任地( クワジェリン環礁イバイ ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+船 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は同環礁内の廃棄物管理や土木、建設などの計画策定・施工管理、関連する重機の維持管理等を行っている。任地の廃棄物処理対象人口は、同環礁内イバイ島から8km離れたグジグ島までの約10,000人である。ごみ収集は月曜から土曜に実施され処分場に廃棄されている。CDL(飲料容器デポジット制度)開始に伴い有価物の分別を開始しているが、分別の促進方法や適切な処分場管理、処分場にあり潮風の影響を受ける重機管理等も課題になっている。JICAの大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト(J-PRISMフェーズ3、2023年7月から開始)のカウンターパート機関である。これまでJICA海外協力隊の派遣実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先には重機を維持・管理する担当者が3名おり、彼らは互いの修理方法を見ながら対応しているが、重機管理について専門的に学んだ者はいない。重機の深刻な故障が生じた場合には、首都で重機維持管理等を担当する公共公益事業インフラ省等から担当者を招いて対応しているが、同省担当者はイバイに頻繁に赴くことができない。このため配属先の重機は修理・使用不可能な状態に陥っている。上記状況から、実際の修理やメンテナンス作業を各担当者と共に行い、彼らの重機維持管理に関する技術力の向上が強く求められ隊員の要請に至った。なお、2024年3月以降に日本の無償資金協力によりいくつかの重機が供与される予定である。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
メカニック担当者等と共に主に下記活動に取り組む。
1.配属先保有の重機の状況確認および修理に取り組む。
2.2週間毎の重機のメンテナンスを通じ、重機の長期的な使用に繋げることを支援する。
3.メカニック担当等の重機維持管理に関する知識・技術向上に向けた講習を実施する(エンジン構造や配線の仕組み等)。
4.必要な修理備品等の調達の方法について配属先と調整・実施し、担当者が調達を実行できるよう支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
既存重機:故障中エクスカベーター5台(日立 HYUNDAI, SUMITOMO)、ごみ収集車(1台、稼働中)、
供与予定重機:エクスカベーター(日立)・クレーントラック(小平産業社製)各1台など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
部門長(40代、男性、重機操作や溶接などの経験10年以上)、廃棄物管理責任者(30代、女性、経験5年以上)
活動対象者:
メカニック担当(20-30代、男性3名、経験1-5年)
電気・空調設備担当(30-40代、男性2名、経験3-5年)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚への助言のため
[参考情報]:
・建設機械整備技能士2級以上(必ず)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行うが継続した自主学習が必要である。人口密集地の島であり、すべての現地人が繋がりを持っているため、その環境を楽しめることも大切である。配属先の修理備品が十分でないことから、手工具など基礎的な修理具の持参を推奨する。