要請番号(JL11224A03)
募集終了



3代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共公益事業インフラ省
2)配属機関名(日本語)
マジュロ環礁上下水道公社
3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は首都マジュロ環礁の上下水道の運営管理を主な業務とする、職員数約40名の国有企業である。首都の国際空港の滑走路で集水した雨水を浄水・消毒しAC管でマジュロ市内にある住居に1日4時間・週に2回浄水を供給する「浄水場C」や、淡水レンズ層を水源にする「浄水場ローラ」等の管理・運用を行っている。マジュロ病院敷地に設置の淡水化ろ過装置も管轄している。また、一般家庭で主に雨水を溜めるタンク内の水量が減少した際にはタンクローリーでの給水も行っている。主要な浄水場である浄水場Cでは、2020年9月から2025年12月までの期間でJICAの無償資金協力事業「マジュロ貯水能力改善計画」が実施されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マジュロ病院敷地内設置の淡水化ろ過装置は、2013年度中小企業ノン・プロジェクト無償を通じ2017年10月に日本政府から配属先に供与され、3つのユニットで構成されている。コンテナ内の腐食、ユニット内の水漏れ等が生じており、各種計器等の故障も見られる。供与された際に配属先担当者がメンテナンスの研修を受けたが、人事異動等が影響し十分に機能していない。スペアパーツは配属先が属す現地電力公社グループの倉庫等に保管されているが、配属先はパーツの交換方法がわからず活用ができていない。これら状況を踏まえ、同装置の維持管理に関する隊員要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚とともに主に以下の活動に取り組む。
1.マジュロ病院敷地内設置の淡水化ろ過装置の現状を確認し、修理・メンテナンス計画を策定する。
2.スペアパーツを確認し、同僚とともに修理を行う。
3.メンテナンス等実施の慣習化を図り、淡水化ろ過装置の構造や修理方法等についての研修等を実施する。
4.2025年以降にアジア開発銀行(ADB)が配属先に供与予定の新たな淡水化ろ過装置の運用や維持管理について助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
淡水化ろ過装置(水処理エース株式会社製)、執務机、PC(Dell)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
配属先長(40代、男性、同公社での業務3年以上、マーシャル人)、技術アドバイザー(30代、男性、2017年頃までADBコンサルタントして業務に従事、2024年1月以降、アメリカから年に数回渡航してくる)
活動対象者:淡水化ろ過装置担当スタッフ(20-50代、男性数名、経験1-3年)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく対応が必要
[参考情報]:
・淡水化ろ過装置の業務経験(なるべく)
・配管図や水質検査の業務経験(なるべく)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)については、現地語学訓練期間に語学研修を行うが自主学習も行うと有益である。配属先facebookページはこちら