2024年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL11224B02)
募集終了

国名
マーシャル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
7代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2 ・2026/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育スポーツ訓練省

2)配属機関名(日本語)

ウォジャ小学校

3)任地( マジュロ環礁ウォジャ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はマジュロ環礁内にある9つの公立小学校の1つである。幼稚園から8年生(5-14歳)までの約100名の児童生徒が在籍している。各学年1クラス、児童生徒数10名前後の小規模編成であり教員数は13名である。3, 6, 8年生の修了時に学力試験がある。学級担任は体育を除く全教科を教えている。各教員は毎週金曜日に翌週分の指導案を校長に提出し、校長が内容を確認している。過去6名の隊員派遣実績(直近2013年度、小学校教育)があり、過去隊員は他隊員と共にマーシャル語による算数教材本を作成、教員や児童への数量の概念の定着に寄与した。2023年9月に日本の草の根無償資金協力によりスクールバスが供与された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の子供の学力低迷は深刻な問題であり、初等教育での算数の理解不足がその後の中・高等教育における数学不振に大きく影響している。更には、現地教員の基礎学力の低さや授業の技術力不足、年間の教授内容の多さ、停電等による休校等も児童の学力低下に拍車をかけている。校長は、年度内カリキュラムの計画的実施や、学習理解度が十分でない児童生徒への支援体制および具体的な支援方法などに困難を感じている。児童の算数学力向上のために、隊員には主に同僚教員とともに算数授業を実施することや、算数授業に関する効果的な指導法を紹介する活動が求められている。各学年毎日算数の授業があり、1コマ60分である。教育スポーツ訓練省が実施するワークショップへの協力や他隊員との連携も期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

主に3年生、6年生、8年生の教員と共に、算数授業に関する以下活動に取り組む。
1.ティームティーチング等を通じ、算数に関する児童生徒の基礎学力向上と教員の指導力向上に向けた取り組みを行う。
2.同僚教員や他隊員とともに、九九の定着に向けた工夫を検討・実践する。
3.教育スポーツ訓練省が実施する現地教員向け研修会(オープンクラス)に参加し、教授手法改善に向けた提案・支援活動に取り組む。
4.ガーデニングや料理大会などの学校行事に積極的に参加し、教員や児童生徒の学校生活を充実させる取り組みを支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、教科書(Math in Focus, Singapore Math)、模造紙、おはじきのような簡易な教材など

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
校長(50代、男性、経験20年以上)
3,6,8年生教員(20-50代、男性1名(経験7年以上)、女性2名(経験1年以上))
活動対象者
主に上記学年児童生徒約30名、他学年児童生徒・教員

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:現地教員への助言のため

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:現地教員への助言のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)について、現地語学訓練期間に語学研修を行うが継続した自主学習が必要である。他校配属の隊員(小学校教育職種等)と協力した活動も期待される。