要請番号(JL11224B07)
募集終了
2代目
・2025/1 ・2025/2 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育スポーツ訓練省
2)配属機関名(日本語)
クイーンオブピースカトリックスクール
3)任地( クワジェリン環礁グジグ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+船 で 約 6.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1979年に設立のカトリック系の私立学校である。幼稚園就学前から12年生(4-18歳)までの約250名の児童生徒が在籍し、教員数は約15名である。高等部は9-12年生の生徒約60名と8名の教員で構成される。各学年1クラスずつ、1クラスの生徒数は10-20名、授業は1コマ45分である。配属先は同環礁の都市イバイから7-8km離れたグジグ地区にあり、全生徒と一部教員は通学バスを利用している。バスが故障で使えない場合はイバイの小学校の一角を借りて学校運営を行う。過去1名の隊員(直近2011年度、理数科教師)を派遣し、生徒主体の授業の紹介と実践を通じ教員の指導力向上と生徒の学力向上に努めた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の児童生徒の学力低迷は深刻な問題であり、原因として算数・数学科目に関する現地教員の基礎学力の低さや技術力不足等が挙げられる。数学は進学や就職で必要であるが、生徒にとってその成績を伸ばすことが難しく、就職率の低迷にも繋がっている。また、理科に関しては、生徒にとって実験等の機会が乏しく、教科書の内容を覚えることが主になっている。この状況から、ティームティーチング等を通じて生徒の数学の学力レベルを把握をし、数学に対する生徒の関心意欲を高める授業、教員の基礎学力向上を目的としたワークショップの実施等が求められている。学級担任や理科授業へのサポート要望もあるため、可能な範囲での対応が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教員と共に、主に以下活動に取り組む。
1. 9-12年生の生徒を対象に、週20時間程の数学授業の実践に取り組む。
2. 効果的な指導案や板書計画について同僚に助言するとともに自ら実践する。
3. 教育スポーツ訓練省が毎年実施する全国数学学力テスト「マスコンペティション」への配属先参加に向けた計画・実施に協力する。
4. 可能な範囲で理科授業(化学等)を実施し、身近な素材を用いた実験を同僚教員に紹介し授業で実践する。
5. 可能な範囲で学級担任や課外活動等へのサポートに取り組む。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、教科書(Math in Focus, Singapore Math) (但し生徒全員分ではない)など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長(40代、女性、教員経験10年以上、マーシャル人)
同僚8名(30-70代、男女8名、教員経験2-10年以上、フィジー人、キリバス人など)
活動対象者:
上記同僚および高等部の生徒約60名等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
(中学校又は高等学校教諭(理科))
[性別]:(男性) 備考:配属先要望による
[学歴]:(大卒)理工系 備考:配属先要望による
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:配属先要望による
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)については現地語学訓練期間に語学研修を行うが継続した自主学習が必要である。人口密集地の島であり人間関係が密であるため、その環境を楽しめることも大切である。