要請番号(JL11224B09)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健福祉省
2)配属機関名(日本語)
マジュロ病院 健康管理サービス局
3)任地( マジュロ環礁デラップ地区 ) JICA事務所の所在地( マジュロ デラップ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先がある病院は、同国に2つある国立病院の1つで国内最大の総合病院であり、現地医療の中心的な役割を担っている。院内にはパブリックヘルスクリニックやプライマリーヘルスクリニック、ヘルスプロモーションオフィスなど、同省管轄の他部門も設置されている。同院は病床数約130床、医師約25名、看護師約130名(准看護師、看護助手含む)の体制で、内科・外科・小児科・産婦人科・整形外科・耳鼻咽喉科・眼科等からなる。健康管理サービス局リハビリテーション科の義肢装具ユニットではマーシャル人義肢装具士1名が義肢装具製作に携わっている。過去37名の隊員を当該病院に派遣しているが、義肢装具士要請は今回初めてである。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国では食生活等による糖尿病により下肢切断した人々が多数おり、配属先の義肢装具士1名のみがファイバー素材を用いた義肢装具の製作等を行っている。義肢装具1つの製作所要日数は約3週間、年間10個以上製作しているが、大腿切断用の装具製作の経験はなく待機リスト患者のニーズに応えることが困難である。患者の下肢切断以降3-4ヵ月後に採型等を行う。製作に必要な材料は海外からの輸入であり、材料不足の場合は製作が滞る。その際、同義肢装具士は同科実施のリハビリのサポートに従事している。隊員には、同義肢装具士との協働による装具製作に加え、製作に関する知識や効果的な技術の共有、患者家族等に対する装具の適切な使用方法等が強く期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚の義肢装具士と共に、主に以下活動に取り組む。
1. 大腿切断および下肢切断用の義肢装具の製作や修理などを行う。
2. 患者をはじめ、患者家族等に対し義肢装具の適切な使用方法や管理方法などを教える。
3. 義肢装具の評価や組み立てに関する実践的なトレーニングやワークショップを実施し、院内や地域コミュニティなど関係者の義肢装具に関する知識や技術の向上を図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ロングアームプラスチックルーター、デルタサンダー、グリーブヒーターオーブン、VEGAバンドソーなど
ファイバー素材の材料がない場合にはポリプロピレン樹脂素材を使用する可能性がある
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:科長(フィリピン人PT、50代男性、経験20年以上)、義肢装具士(マーシャル人、40代男性、経験10年以上)、スタッフ4名(マーシャル人およびパプアニューギニア人PT各1名、マーシャル人アシスタントスタッフ2名)
活動対象者:上記同僚および入院・外来患者(主に成人や高齢者)、地域住民など
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(義肢装具士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:配属先による要望
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:配属先による要望
[参考情報]:
・基礎的なPCスキル(なるべく)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
訓練言語と異なる現地語(マーシャル語)は、現地語学訓練期間に語学研修を行う。2024年2月に看護師隊員が同配属先に着任している。2025年度に理学療法士隊員も着任予定であり、連携した活動も期待されている。