要請番号(JL11523A10)
募集終了
2代目
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
チューク州政府保健局
2)配属機関名(日本語)
チューク州保健局公衆衛生部
3)任地( チューク州 ナンダグー ) JICA事務所の所在地( ポンペイ州 コロニア )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
チューク州保健局公衆衛生部門は、結核、ハンセン病、予防接種、NCD(生活習慣病)プログラム、MCH(妊産婦、乳幼児ヘルスプログラム) などがある。NCDプログラムでは生活習慣病の改善を目的として、食事療法のために、生活習慣病の患者へ栄養指導をしている。 又、知識を啓発する健康教育や生活習慣病の早期発見や予防を促進するための事業を担っている。チューク州立病院は当地にある唯一の二次医療の公立病院である。この病院を受診した生活習慣病の治療が必要な患者は、この保健局公衆衛生部のNCDプログラムを受けることとなっている。MCHプログラムでは、生活習慣病から妊産婦死亡率が高い当地の課題対策として、妊産婦及び乳幼児の健康面の指導をしている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
チューク州において生活習慣病は大きな社会問題となっている。輸入食品中心の食生活、白米、缶詰の肉や魚、ジュースなどの過剰摂取に由来しており、チューク州の成人女性の80%、男性の58%が肥満ないし過体重である。死因の第一位は糖尿病、次いで心筋梗塞となっており、生活習慣病が大きな課題となっている。又、生活習慣病から妊産婦の死亡率及び過体重児の出産率が高いことも課題となっている。保健局公衆衛生部では病院の治療と協働して食事管理を行い病状の改善を目指している。NCDプログラム及びMCHプログラム共、栄養面の指導が不可欠であり、栄養の専門知識を持ったJICAボランティアから指導と提言を必要とされており本要請となった。現在病院には栄養士はいるが、公衆衛生部には栄養の知識がある職員がおらず、ボランティアの支援を受け病院外での住民に対する栄養指導を目指している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
最終的な活動内容は、赴任後にボランティアの提言を受け活動先と協議して決定する
1.州立病院を退院した患者は、1週間に2回公衆衛生部のNCDプログラムの一環として栄養指導を受ける。そこでの栄養指導を受け持つ。
2.公衆衛生局をはじめとする関係者に対する、栄養教育指導、セミナー等を通じて栄養に関する知識の向上を図り、食生活改善の提言を行う。
3.妊産婦に対して、MCHプログラムの一環として栄養指導及び食生活改善の提言を行う。
4.連邦政府のNCDプロジェクトと共働活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
業務用パソコン、机・椅子などの執務用事務機器
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
NCDカウンターパート:
NCDプログラムコーディネータ(50代女性)
NCD看護スペシャリスト(30代女性)
MCHカウンターパート:
MCHコーディネータ(20代女性)
活動対象者:州立病院の患者、公衆衛生局の関係者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:(男性) 備考:女性を対象とした住居等確保が困難
[学歴]:(専門学校卒) 備考:配属先の意向を考慮
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づいた知見が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
同僚との活動は英語を使用するが、地域住民の中には英語を理解しない人もおり、現地語(チューク語)の研修も実施予定。