要請番号(JL11524A07)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務省
2)配属機関名(日本語)
ミクロネシア短期大学附属ミクロネシア連邦水産海事学校
3)任地( ヤップ州トミル ) JICA事務所の所在地( ポンペイ州コロニア )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 13.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ミクロネシア連邦唯一の海事教育機関として、同国の経済活動及び安全保障上の重要な海事人材の育成を目指し1999年に設立された。航海分野および船舶機関分野に関する2専攻2年制コースを開講している。一学年の定員は両専攻併せて30名。2年間のコースを修了し、国家試験に合格すると海技資格5級が授与される。授業は講義と実習からなり、船舶機関分野専攻では「生存訓練」「消火訓練」「ファーストエイド」「労働安全衛生」「船舶機関実習」等の実習を行なっている。現在、JICAの技術協力を得て5級コースの学習・指導教材、施設機材の整備や、教員の指導能力強化だけでなく、海技資格4級コース開設に向けて準備を進めている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
全世界の海技免許を有する船舶職員は、2025年に,は約15万人が不足すると予想されており、世界的に海事人材の確保が懸念材料になる中、大洋州に於ける海事人材育成の必要性は喫緊の課題である。そのため、同校に対しては、海事教育機関を有しないパラオや船舶職員養成コースを有しないマーシャル諸島からの期待も高く、ミクロネシア地域の海事教育訓練の中核機関としての役割が期待されているが、教員の数及び経験・知識レベルが課題となっている。JICA海外協力隊には、船舶機関分野専攻における海技資格5級コースおよび4級コースの学生に対する講義や実習指導とともに、教員の指導能力強化への支援も求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
船舶機関分野専攻の同僚教員とともに、以下の活動に取り組む
1. 担当教員又は選任アシスタントとともに、海技資格5級コースおよび4級コースの講義及び実習指導を行なう(数週間にわたる海洋実習には、隊員は参加しない)
2. 教員に対して教授方法を紹介する
3. 講義および実習の指導力の向上を目指し、選任アシスタントに対する指導能力強化研修を実施する(教授方法、教科書、パワーポイント資料の紹介など)
4. 在校生や卒業生の就職支援について、アドバイスを求められることもある
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ボイラー訓練用教材、救命艇関連装置、Liferaft and stand, 高速救助艇、無線機、Shock Absorber、消防員装具、RADAR/ARPA simulator, 専門書籍
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 学校長、教員2名、専任アシスタント2名
活動対象者: 学生、教員、選任アシスタント
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(高等専門学校卒) 備考:教員を指導するため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実習指導を行なうため
[参考情報]:
・免許:3級海技士(機関)必ず
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
ヤップ語の研修を現地で行なう予定である。
住居は学校の寮(学生寮)またはホームステイとなる場合がある。
現在要請中である同水産海事学校の海運・航海隊員と一緒に活動する可能性がある。