要請番号(JL12418A05)
募集終了
2代目
・2018/3 ・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
マヌス州政府
2)配属機関名(日本語)
マヌス州立病院
3)任地( マヌス州ロレンガウ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、外科、内科、婦人科、小児科、歯科、理学療法科、性感染症科、臨床検査室、レントゲン室、薬剤局を有し、入院施設(約60床)も備えたマヌス州最大の総合病院である。同州保健局の管轄下にあり、州都であるロレンガウに設立されて以来、州内住民に対する医療サービスの拠点として機能している。年間予算約4億円、総職員数約150名の規模。これまでに臨床検査技師、理学療法士、薬剤師の青年海外協力隊員(以下JV)を受入れた経験があり、前任者の薬剤師JVは2017年10月まで活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国では、患者は病院から無料で必要な薬剤を受け取ることができる医療費無償政策を行っているが、不安定な薬剤の供給や、在庫管理の杜撰さ等の原因により、患者が安定して薬剤を受け取ることができていない現状がある。
前任者は、薬剤局の業務の効率化をめざし、在庫管理システムの導入、5SやTQM理論の導入を行った他、医薬品の適正使用推進のためのクリニカルファーマシストの育成、薬剤局と医師診療部門との連携強化についても支援を行った。また院外においては、地域の児童・生徒に対して、感染性疾患の減少、薬剤耐性菌防止を目的とした啓発活動も実施した。これらの活動は、配属先の医療サービスの質の向上、地域住民の医療知識の向上にとって意義が大きいが、いずれもJV派遣前には実施されていなかった新たな取り組みであり、その定着には時間を要する。このため、配属先ではこれらの活動を継続し成果の定着を図るため、要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.薬剤の在庫管理システムの導入とその適切な運営管理の支援
2.医薬品の適正使用推進のためのクリニカルファーマシストの育成支援
3.病院スタッフに対する、薬剤の適正な取扱い方法や効用/副作用等に係る講習会の実施等を通した院内連携強化
この他、できる範囲で地域住民への薬剤の適切な利用に係る啓発活動も期待されている。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、パソコン、計量器など調剤道具など、薬剤局内の機材。
4)配属先同僚及び活動対象者
薬剤局長: 女性 30代 薬剤師 大卒
その他薬剤局スタッフ: 2名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:(男性) 備考:安全対策上の理由
[学歴]:(大卒)薬学 備考:同僚の教育水準と合わせるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は他のJVと同居となる可能性がある。