要請番号（JL12423A24）
募集終了
| ・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
東ニューブリテン州政府
2）配属機関名（日本語）
パプアニューギニア天然資源環境大学ヴダルキャンパス
3）任地（ 東ニューブリテン州ココポ郡ヴダル地区 ） JICA事務所の所在地（ ポートモレスビー市 ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+車 で 約 3.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
パプアニューギニア天然資源環境大学は、国内有数の観光拠点であるココポ市から車両で1時間ほど西に進んだヴダル地区に位置する四年制の国立大学である。職業訓練に環境配慮型再生可能資源の継続利用という観念を取り入れ、農学部、漁業・海洋資源学部、畜産学部、森林学部、観光学部の5部門で構成されている。また、大学近隣のコミュニティに居住する小規模農家に対し、自給自足ではない市場志向の農業を普及させるための活動も行っている。年間予算は約4,000万円。2003年に畜産指導を行う隊員が派遣されていたが、それ以降JICA海外協力隊の受け入れ実績はない。
【要請概要】
1）要請理由・背景
同大学が管轄し大学敷地内に併設されている農業センターでは、近隣農民の栄養状態の改善や、農家の子供の学費捻出のために収入向上を行う事を目的とし、自給自足ではない市場志向型の農業普及活動を行っている。これまで農家の食生活を養う為だけの自給自足農業を行ってきた農家は「利幅の高い作物」や「付加価値のある野菜」という概念に馴染みが薄い。それらのエッセンスを取り入れ、小規模農家の収入向上につながる支援や、同学で推進している気候変動対応の農業開発(クライメート・スマート・アグリカルチャー:CSA)を普及させることを目的として今般JICA海外協力隊の要請に至った。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
1.配属先のスタッフと共に対象農家のフィールドを訪問し、新規作物や市場価値の高い作物を紹介し、その栽培指導を行う
2.SHEPアプローチをベースに農家の収入向上の為の販路や関係者・協力者の開拓支援を行う(既存の農作物:ココア、バニラ、米、さつまいも、キャベツ、人参など)
3.クライメート・スマート・アグリカルチャー(CSA)のアプローチを小規模農家の営農活動に取り入れる為のアイデアを配属先のスタッフと共に考案する(CSAの専門知識は必要としません)
※上記全てをカバーする必要はなく、本人の得意分野において配属先に貢献できればよい
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
カルチベーター、小型トラクター、小型精米機
4）配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
所属長40代男性、配属先同僚3名30代～40代男性
【活動対象者】
対象地域農家約4,000名
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
その他
7）選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]：（ ）
[性別]：（男性） 備考：安全対策上の理由
[学歴]：（大卒） 備考：大学での指導を行うため
[経験]：（ ） 備考：
[汎用経験]：
・播種から収穫までの栽培経験を2作物以上
・農林水産業および関連する加工業の知識や経験
[参考情報]：
・CSAに関する知識(尚可)
・SHEPアプローチに関する知識(尚可)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（熱帯雨林気候） 気温：（25～35℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
SHEPアプローチについてはこちらを参照のこと。
現地語研修(ピジン語)を行う。住居は配属先提供の職員住居を予定。任地は不定期な停電・断水がある。