要請番号(JL12423B06)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
東ハイランド州政府
2)配属機関名(日本語)
カイナントゥ工業高等学校
3)任地( 東ハイランド州ゴロカ郡カイナントゥ ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カイナントゥ工業高校は東ハイランド州の州都であるゴロカ市から東へ車で1時間ほど進んだ山間の町カイナントゥに位置している。全校生徒約2,300人、教職員128人を擁する大規模校で、グレード9~12(日本の中学3年生~高校3年生に相当)に高等教育及び職業訓練の機会を提供している。職業訓練クラスは木工、配管、住宅施工、建具、農業、技術デザイン、観光、ICTを含んでいる。学校の年間予算は約1億2,000万円。これまでにJICA海外協力隊をはじめ、海外からのボランティアを受け入れた実績は無い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同校は州内でも比較的大規模な高等学校に位置付けられてはいるが、慢性的な予算不足と州政府のガバナンスの脆弱さから、教育について十分な施策が実施されておらず、教員数不足が常態化しており、数学を十分な知識と経験を持って教えることができる人材が十分に配置されていない。また、数学の不得意な生徒をフォローアップする体制も整っていないため、一度授業で躓いてしまうと、その他の生徒との理解度の差は加速度的に広がってしまう。各生徒の成績の推移等を体系的に分析し、効果的に学力の底上げのためのアプローチを行うことができる人材の確保が急務となっており、今般JICA海外協力隊の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚教員と協力し、下記の活動を行う。
1. グレード9~12(中学3年生~高校3年生)の数学の授業を担当する。(週4~16コマ内で応相談、1コマ45分~60分)
2. 生徒の成績を体系的に管理・分析し、国内一斉国家進級試験(ナショナルイグザム)にむけて同僚教員と協力して生徒の学力を底上する為のアプローチ方法を模索する。
3. 生徒および保護者、教員に対し、日本文化を紹介する為のイベントを他の隊員と協力しながら実施する。
4. 隊員の希望や適性に応じ、その他の教科(ICTクラス、農業クラスなど)の授業補助を行う。
※上記4は可能であれば実施する活動であり、全てをカバーする必要はない。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
クラスルーム、授業用ツール(チョーク、黒板など)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
校長:女性50代、大卒
カウンターパート:男性40代、大卒
その他教職員:128人
【活動対象者】
グレード9~12の生徒約2,300人
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:(男性) 備考:安全管理上の理由
[学歴]:(短大卒) 備考:高校教員の採用条件
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:同僚への指導も含むため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
赴任後、現地語研修(ピジン語)を行う。住居は任地内の借り上げ住宅を想定。任地は不定期な停電・断水がある。同時期に理科教育隊員も派遣される可能性がある。PNGにおけるJICAの協力の一部をさかなクンが紹介