要請番号(JL12423B26)
募集終了
1代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ミルンベイ州政府
2)配属機関名(日本語)
キャメロン高校
3)任地( ミルンベイ州アロタウ郡アロタウ市 ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アロタウ市は首都から南東(370Km)に位置し、ミルン湾に面した州都。人口は1.2万人。周囲は自然豊な海とアブラヤシ農園が広がり、住民の多くが漁業やパームオイル生産に携わっている。アロタウ港にはオーストラリアやニュージーランドからの大型観光クルーズ船が入港し、観光客も多く訪れる。配属先の高校は市内に位置し、日本の中学3年生~高校3年生に相当する生徒(グレード9~12)が在籍している。全校生徒は約1000名で、職員数は42名の大規模な公立高校。年間予算は約5600万円。2001年から2020年までの間に4名のJICA海外協力隊(理数科教師、PCインストラクター、コンピュータ技術)の受入実績があり、2020年3月まで前任者(コンピュータ技術)が活動を実施した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
近年、ICT教育の重要性が高まり、国家試験(National Exam)においても選択科目としてICT科目が導入されている。しかし、教育現場では、学校の予算不足と教員不足が常態化しており、生徒が利用できるPC機材の確保やICT教員の不在により、ICT知識を持たない教員が兼任して授業を行うなど、質の高いICT教育を生徒に提供できていない状況となっている。PCの普及率は高まっているが、輸入品となるため価格は高止まりしており、一般の教員がすぐに手にすることは厳しく、しばらくはICTの専門性を持つ教員不足は続くと思われる。そのため、生徒に質の高いICT教育環境を提供することを目的に隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教員と協力しながら以下の活動を行う。
1.限られた機材を有効活用しながら創意工夫を凝らし日本の中学校3年生に相当する生徒(グレード9)に対してICTの授業を実施する。
(基本的なPC操作、初級Microsoft Office Suite操作、インターネット利用の授業、週10コマ程度、1コマ40分)
2.可能な範囲でPCラボの機材整備、PC機器のメンテナンス(機材トラブルやウイルス対策)などを支援する。
3.同僚や他教員のICTスキルアップを目的としたワークショップを企画・実施する。
4.日本文化紹介のイベント等を企画し、同校の生徒や教員の日本に対する理解の深化を図る。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、ノート型パソコン10台(Windows7)、デスクトップパソコン10台(Windows 7)、プリンタ2台、プロジェクタ2台、Wi-Fi環境あり、LANネットワーク環境あり。
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
校長50代男性
同僚教員42名(男性24名、女性18名、20代~50代)(うちICT教化担当は2名)
【活動対象者】
グレード9の生徒300名(1クラス約50名、学年6クラス)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(ITレベル1以上(ITパスポート等))
[性別]:(男性) 備考:安全管理上の理由
[学歴]:(大卒) 備考:高等学校教員採用条件
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:生徒への指導を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
任地は不定期な停電・断水があり。住居は長期滞在者用住居を予定、同任地に他隊員が派遣された場合はシェアハウスとなる可能性あり。現地研修でピジン語を学ぶ。
PNGにおけるJICAの協力の一部をさかなクンが紹介