要請番号(JL12424B08)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ミルンベイ州政府
2)配属機関名(日本語)
フフ市役所(アロタウ公設市場)
3)任地( ミルンベイ州アロタウ郡フフ市 ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
フフ市は首都から南東(370Km)に位置し、ミルンベイ州の州都アロタウ市に隣接する小さな市。配属先は州都の中心にある公設市場の運営・維持管理を担当している。職員数は27名、年間予算は2400万円。アロタウ公設市場は州内各地から多くの農水産物が集積し、住民向けの小売市場であると同時に、内陸部や離島の農民・漁民にとって現金収入が得られる重要な場所となっている。日本政府の無償資金協力「アロタウ市場及び水産設備改修計画」にて市場建物及び係船施設の改修・整備が行われ、2020年のリニューアルオープンには首相や要人が出席するなど、施設に対する注目度は高い。これまでに日本を含む海外からのボランティア受入実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
開所以来、公設市場は利用者で活気を帯びているが、利用者の増加に伴い、ごみ処理の問題や施設の利用方法に関するルールの徹底など課題が見え始めている。しかしながら、配属先関係者は施設の運営・管理スキルを十分に有していないため現状維持にとどまっている。また、配属先の業務には利用者のライフスキル向上支援が含まれており、市場利用者(主に女性)からは自身の販売する商品の収支を把握できる経理能力を習得できる支援が期待されているが、人材不足などの理由もあり支援に至っていない。配属先は、隊員の支援によって職員の施設管理能力が向上し、利用者の満足度を高めながら、公設市場の質の高い運営が継続的に行われる環境を構築したいと考え、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚と共に、以下の活動を行う。
1.公設市場の運営状況を把握し、現状の問題点や今後想定される課題に対して、解決に向けたアドバイスを行う。
2.配属先が実施する公設市場で収集されるデータ(利用者数、利用料金など)の収集や分析、報告が同僚によって適切に行われるようにアドバイスを行う。
3.利用者の満足度向上に向けたサービスやイベント計画などのアドバイス、実施に向けた支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスクトップPC1台、プリンタ1台(いずれも同僚との共用)
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
局長:50代 男性
同僚職員:27名 20代~50代(男性20名、女性7名)
【活動対象者】
公設市場利用者:1日あたり1000名が利用
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:安全管理上の理由
[学歴]:(短大卒) 備考:同僚への指導が求められるため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言が求められる。
[参考情報]:
・商業施設管理の実務経験があると尚可
・簿記の知識・資格があると尚可
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
赴任後、現地語研修(ピジン語)を行う。任地は不定期な停電・断水があり。住居は長期滞在者用住居を予定。なお、同任地に他隊員が派遣された場合はシェアハウスとなる可能性あり。PNGにおけるJICA協力隊の活動の様子