要請番号(JL12425A32)


4代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ミルンベイ州政府
2)配属機関名(日本語)
農業畜産局
3)任地( ミルンベイ州アロタウ市 ) JICA事務所の所在地( ポートモレスビー市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
アロタウ市は首都から南東(370Km)に位置し、ミルン湾に面した州都。人口は1.2万人。配属先は農民の生産量向上と農業振興を目的に、食料自給、換金作物、コーヒー/ココナッツ、畜産などの部門に分かれ、技術指導や研修、農業機械の利用促進などを行っている。職員数計30名(本部 11名、農業リソースセンター19名)。年間予算は約920万円。同州は2015年8月に終了したJICA技術協力プロジェクト「小規模稲作振興プロジェクトフェーズ2」の対象州として陸稲栽培普及を実施した経緯があり、郊外には精米所を兼ねた農業リソースセンターを有している。現在、JICA海外協力隊(2023-3コミュニティ開発)が農機具のメンテナンス指導を中心とした活動を実施中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
近年、米が主食として選ばれるようになり消費量が増加している。しかし、その多くを輸入に頼っているため自給率の向上が課題となっている。配属先ではJICAの技術協力プロジェクトを通じてモデル農家を育成し、陸稲栽培の普及と生産量の拡大を図ってきた。その中で生産者の作業軽減・収量向上を目指し、小型パワーティラーや精米機などの農業機械の導入を支援しているが、農業機械を適切に維持管理できる人材の育成が十分に進んでおらず、不適切な使用方法により機械が壊れたり、故障が放置された状態などの問題が生じている。前任者は同僚や農民に対して、精米機の適切な維持管理ができるよう技術指導を行い、また稼働していない精米機の修理/再利用などを手掛けた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.州内のコミュニティや農業リソースセンターに設置されている農業機械と精米機のメンテナンスや修理技術の指導を行う。
2.地域農民を対象とした精米機などの修理・メンテナンス講習を実施し、農民が主体的にメンテナンスや管理が行える環境整備を支援する。
3.農作業の効率化や農民の作業負担軽減に向けて、農機具の選定・活用方法に関するアドバイスを行う。
4.耕作地に応じた農具の紹介やアドバイスを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
大型精米機(ヤンマー製)、小型精米機(細川製作所製)、小型パワーティラー(HONDA製)2台、作業アッタチメント、整備工具等。その他、州内各地の小型精米機(主にフィリピン製)。
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
局長:40代男性(JICA筑波で1年間の稲作技術研修受講経験あり)、食料自給課長代理:男性、稲作普及担当:女性、リソースセンター内の精米機オペレーター及び農業機械担当者
【活動対象者】配属先同僚及び、地域の農民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:治安上の理由
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・水稲関連農業機械の修理経験5年以上
・稲作栽培に関する知識と経験があると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
赴任後、現地語研修(ピジン語)を行う。任地は不定期な停電・断水があり。住居は長期滞在者用住居で、同任地の隊員とハウスシェアを予定。PNGにおけるJICA協力隊の活動の様子