【配属機関概要】

3）任地（ ホニアラ ） JICA事務所の所在地（ ホニアラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

漁業・海洋資源省は、漁業、海洋資源、養殖に係る調査、漁業振興等を業務とする政府機関である。沿岸漁業部に属する水産資源管理課(CBRM課: Community Based Resource Management)は、2012年に設置され、海洋資源保護のため、各州の水産部職員や外部関係団体と連携して、漁民やコミュニティへの海洋資源に関する啓発活動や研修の実施、資源管理計画策定のための支援等をおこなっている。現在、JICAは漁業・海洋資源省へ個別専門家「コミュニティ主体の沿岸資源管理・利用による生計向上のためのアドバイザー」を派遣している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ソロモン諸島は、魚類、貝類、サンゴ礁やマングローブ林など、豊かな海洋資源を保有している。そのため、多くの人々が生活の中で多面的に漁業に依存しており、特に地方の村落部では、魚やその他の海産物が非常に重要なたんぱく源や現金収入源となっている。しかし、近年の人口増加や市場の拡大、地方村落部における現金収入の必要性の急速な拡大、気候変動等に伴い、海産物の乱獲により、海洋資源の枯渇・汚染が懸念されており、持続可能な漁業開発が急務である。そのため初代の協力隊員は、啓発教材の開発、国内CBRMの情報共有、研修マニュアルの作成、日常業務の効率化などの活動に取り組んできた。引き続き同僚職員の能力強化とコミュニティに対する活動が期待されており、隊員の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者と協力して、以下の活動をおこなう。
1.沿岸部コミュニティに対する水産資源管理の啓発活動の実施、またその教材作成
2.漁民による水産資源管理計画の立案とその実施に係るアドバイス
3.住民の生計向上を図る活動(水産物の付加価値化、流通改善など)の提案及び実施支援
4.CBRM課職員及びコミュニティのCBRM課担当者の能力強化等

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務机・椅子、CBRM資料、船外機付ボート

4）配属先同僚及び活動対象者

・沿岸漁業部CBRM課 課長1名(女性30代)、職員5名(20-50代・男性2名女性3名) 、
・沿岸漁業部 職員総数約30名
・コミュニティの漁民等も活動対象となる

【資格条件等】

[参考情報]：

　・大卒(水産学)理由:専門知識が必要なため

【地域概況】

【特記事項】

任地での現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。