要請番号(JL12723B05)
募集終了
2代目
・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
森林・研究省
2)配属機関名(日本語)
木材利用・加工部
3)任地( ホニアラ市 ) JICA事務所の所在地( ホニアラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
森林・研究省は、森林資源管理・技術部、林業部、植林地開発・造林部、木材利用・加工部、植物標本・植物園部の5つの技術分野からなる。配属先の木材利用・加工部は2010年に新設された部署である。林業は主要産業であるが、多くは丸太が輸出されており、付加価値をつけることが出来ておらず、配属先では、「国内利用及び輸出用双方のソロモン国内での製材加工の促進」を目的に、製材加工プロジェクトの実施管理、製材実施者のコンプライアンスや法の遵守、持続可能な森林管理や加工・流通過程の管理などの促進、木材業にかかるトレーニングの実施などを行っている。2023年7月より初代の隊員が活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ソロモンは、大小1000を超える島々でなる島嶼国で、大部分は森林に覆われており、森林資源の豊かな国である。林業は、主要産業の一つで木材輸出(主に丸太)は、重要な外貨獲得手段となっている。林業の輸出額は、ソロモン総輸出額の50%以上を占めている。アジア地域の木材需要の高まりから丸太輸出が増加の一途をたどっており、森林の枯渇が懸念されている。現在、ソロモンでは持続可能な森林管理を目的に新たな林業行政計画が策定されつつある。配属先では、製材加工などによる国産材への付加価値促進を目指しているものの、経験のある人材が不足しており、木材加工の技術支援、製材指導及び木材の有効活用への助言が求められている。初代の隊員の活動は始まったばかりであるが、引き続き支援が期待されているため、後任要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と協議を行ないながら以下の活動を行う。
1.移動式製材機による製材技術向上への支援。
2.木材加工(製材方法や林産加工品制作)に関するトレーニングの実施。 ※原木の伐採・輸出業務において、伐採業者に対し、伐採原木全体容量の8%の製材加工義務が2019年に課せられたことから、同僚が伐採業者に対して実施するその指導支援も行う可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所スペース、製材機(関連団体が管理) 主に移動式製材機ルーカスミル Model 8-30が多い。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先課長:女性 30代(森林科学学位)
スタッフ:男性2名 (30-40歳、森林専攻)
活動対象:(Solomon Islands Timber Product and Export Association (8企業)及びValue Added Timer Association(1千名)会員
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が含まれるため
[参考情報]:
・木工所等での実務経験があると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地での現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。