【配属機関概要】

3）任地（ ウエスタン州ノロ市 ） JICA事務所の所在地（ ホニアラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ウェスタン州のニュージョージア島西部に位置するノロの町役場が配属先となる。ノロは、国際港を抱えた水産業が栄える中規模の町であり、人口は約6,000人。住民の多くは、水産加工会社従業員や漁業関連職に従事している。以前は日本の缶詰工場もあり、日本に馴染みのある現地人も多く住んでいるのが特徴である。配属先であるノロ町役場は、ノロの地方行政機関であり、全体の年間予算は約1,000万円。町役場の建物は、1991年に日本政府の援助で建てられている。また、2017年から2代にわたり、地域のスポーツ施設やイベントの管理、そしてその発展を目的として隊員が派遣されてきた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

港や水産業で栄えているノロには、地元企業からの支援で建てられた体育館やスポーツ施設があり、他の地方都市に比べてもスポーツを行う基盤は充実している。生活習慣病予防や余暇のためにスポーツを楽しむ人口も多く、住民からなるスポーツチームも複数存在している。2017年以降、これまで2代にわたり協力隊員が地元のスポーツ施設やスポーツチームを管理運営するために活動してきた。
ノロ町役場では、コロナ禍を経てこうしたスポーツ開発ないし運営管理が一時的に停滞したものの、バスケットコートをはじめとする新たなスポーツ施設が完成し、健全な町づくりに取り組んでいく基盤ができている。そこで、スポーツを通じたさらなる地域の発展に貢献できるJICAボランティアの要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

スポーツ開発コーディネーターとして、同僚や地域住民を巻込んだ以下の活動が求められている。
1. 町役場主催のスポーツ大会の企画・開催
2. 新しいスポーツの紹介(特に現在スポーツをしていない人が気軽に参加できるスポーツの紹介)
3. ノロ周辺の幼稚園、小学校、中高校での新しいスポーツの紹介やクラブ活動の普及
4. スポーツ施設(建設中の競技場)の管理、有効活用、およびスポーツ団体の登録、管理

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

町役場内会議室、地元企業の所有するトレーニングルーム(トレーニング機器はなし)やグラウンド(ネットボールコート、サッカーコート、バスケットコート)、学校のグラウンドやホール

4）配属先同僚及び活動対象者

同僚:タウンクラーク(50代男性1名) 、健康課職員3名
その他のスタッフ9名
活動対象:コミュニティ・地域住民、各学校の児童・生徒・教員

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

[参考情報]：

　・地域スポーツ参加・運営経験、生涯スポーツの知識・経験があると望ましい。

【地域概況】

【特記事項】

生活使用言語はピジン語。赴任時の現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。
※ソロモンでは、サッカー・ネットボール・バレーボール等の球技、エアロビ・ズンバ等のフィットネスが人気である。