要請番号(JL12724A10)
募集終了
3代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育・人的資源開発省
2)配属機関名(日本語)
ソロモン国立大学教育学部
3)任地( ホニアラ市 ) JICA事務所の所在地( ホニアラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ソロモン国立大学は、2013年に前身の国立高等専門学校(SICHE)から総合大学となった国内唯一の国立大学である。全5学部からなり、約8000人の学生が在籍している。数学科のある科学・技術学部は、科学、生物学、物理学、情報通信、数学の5学科が置かれている。幼稚園教諭、小学校教諭、および中高校教諭免許が取得可能であり、卒業時に取得できる学位は準学士(ディプロマ)、学士(バチェラー)など就学年数によって異なる。その他に、現職教員を対象としたプログラムもある。数学科の講師陣はJICA課題別研修への参加経験がある。大学には2015年10月より数学教育シニア海外ボランティア(SV)が派遣され、2018年~2020年まで2代目のSVが活動を行い、教科書を電子データ化することでテキストへのアクセスを容易にした。
【要請概要】
1)要請理由・背景
Education Strategic Framework 2016-2030, 及びNational Education Action Plan2016-2020に基づき、教育へのアクセス改善、質的改善、マネジメント改善等に取り組んでいる。これまでに中高校で活動を行う青年海外協力隊(理科教育、数学教育)からは、生徒の基礎計算能力だけでなく、教員自身の数学能力の課題も報告されており、その向上が求められている。ソロモン国立大学が国内唯一の教員養成機関であることから、大学での教育の充実が質的改善に大きな影響を与えることは間違いない。これまで派遣されてきたSVは全体講義、個別指導の時間を担当し、直接学生へ指導するだけでなく、学生用自習教材の作成、数学科教員を対象としたワークショップを実施するなど数学教育の質的向上に取り組んできた。質的向上のためには、継続した取り組みが必要であることから、後任要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
数学科教員と協働して、次の活動を行う。
1.中高校教員を目指す学生に対し、授業(講義・演習)を行う。学生自身の基礎数学能力の向上を図るとともに、学習者主体の授業についても紹介する。(担当するクラス、授業時数は、赴任してから、協議して決定する。)
2.同僚教員に対し、学習者主体の授業及び授業研究など数学教育の教授法や授業改善の方法に関するワークショップをおこない、能力向上を図る。
3.小学校、及び中高校に派遣予定の隊員と連携した活動が期待される。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、コンピュータ(インターネット接続あり)、文房具(チョーク、ホワイトボードマーカーなど)、プロジェクター、ホワイトボード、黒板
4)配属先同僚及び活動対象者
数学講師2名(40代、及び50代男性)。
学部全体の教員数は28名。
中高校教諭課程数学専攻学生約250名(20-50代)
小学校教諭課程約300名(20-50代)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)10年以上 備考:教員養成をおこなうため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地での現地語学研修では、英語を使用して現地共通語(ピジン語)を学習する。