要請番号(JL12724B06)
募集終了
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・医療サービス省
2)配属機関名(日本語)
キルフィ病院リハビリテーション科POユニット
3)任地( マライタ州アウキ市 ) JICA事務所の所在地( ホニアラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
キルフィ病院は、首都の国立中央病院に次いで二番目に大きい総合病院である。マライタ州の州都アウキ市の市街地から4キロほど北に位置し、設立は1967年、現在は、内科、外科、整形外科、産婦人科、歯科、リハビリテーション科などがある。医師の人数は8名、看護師72名、薬剤師や理学療法士、作業療法士は不在。病床数は140床(稼働率は40%)、外来患者数は100名(/日)、出産件数は90例(/月)となっている。国内唯一の精神病棟も併設されており、10名ほどの入院患者がいる。これまでに、看護師等の海外協力隊員が15名ほど派遣されてきた。要請元は保健・医療サービス省国立理学療法・リハビリテーション部門で、全国の病院のリハビリテーションを管轄している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
キルフィ病院のリハビリテーション科POユニットには、全国で唯一POラボ(義足製作所)があり、1名の義肢装具士(PO)が配置されている。このPOラボは、2023年にアメリカのNPO団体Mission Gait Foundation(専門教育、研修、調査研究、を通じて歩行リハビリテーションに特化した支援を実施)の支援で設置され、ソロモン人1名のPOを訓練し、現在彼が国内でただ一人のPOである。当該POは、1週間に4義足ほど製作している。現在は、NPO団体にオンラインで義足製作の技術的支援を受けているが、技術力を向上させ、より多くの患者への義足の提供をしていきたいとのことで、2年間かけて実地で支援が可能な、海外協力隊の要請につながった。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
保健・医療サービス省国立理学療法・リハビリテーション部門長(理学療法士)の助言を受けながら、以下の活動の支援を行う。
・POの義足製作にかかる全般の支援を行う。
・義肢装具関連のガイドラインについての助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンテナを利用して作られたラボ、プラスティック用オーブン、電動やすり、電動のこぎり、各種工具(ドライバーやペンチなど)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:POユニット義肢装具士(7か月の研修終了、男性、20歳代)
配属先上司:院長の他、保健・医療サービス省国立理学療法・リハビリテーション部門長(理学療法士、女性、40歳代)
活動対象者:同僚、患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(義肢装具士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導をするため
[参考情報]:
・赴任後に現地共通語(ピジン語)を英語で学習する
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(22~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居では時折停電と断水が発生する。住居からの通勤や買い物の移動手段は徒歩とバスで、30分から1時間ほどかかるのが一般的。