要請番号(JL13024A07)
募集終了


・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
インフラ省
2)配属機関名(日本語)
陸運部 材料試験所
3)任地( ヌクアロファ ) JICA事務所の所在地( ヌクアロファ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
インフラ省、陸運部では、車両の免許の管理、またトンガ国内の幹線道路4200km及びその他の2100kmの小道のマネジメントや運用を行っている。材料試験所では、道路や建築素材をテストし、 質のコントロールを図っている。主な業務として、①道路網の計画②新たな道の建設及び古い道路の改修(新たに設計を行い、品質を設定基準まで改修する)③道路網の定期点検④道路の周辺環境の整備(草刈り、暗渠の清掃、道路の破損箇所の補修)⑤道路整備材料の確認と品質の維持⑥道路安全基準の整備及び、道路使用者の安全意識の向上⑦車両の登録及び車検制度の整備などを行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トンガ国は海に囲まれた島国であり、火山の噴火、地震、津波、サイクロンなど自然の脅威に対して、非常に脆弱な国である。主要幹線道路は日本の支援等で整備・舗装され良好な状態にあるものの、その他の大半の道路は簡易舗装がなされているのみで、陥没している箇所も多い。また、車両の増加に伴い、交通量が増加しているが、道路整備が不十分で、頻繁に冠水が発生し、交通渋滞の原因にもなっている。
そのため、気候変動に強い住宅やインフラ作りのための、品質管理と質の保証、素材検査のために、材料試験所は設立されたが、技術的な専門知識や技術・経験が限定されている。そのため、職員の検査技術の強化と、材料試験場の検査、マネージメント能力の向上が求められ本要請が出された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
以下の業務を配属先の同僚と協同して行う。
・同僚の技術者に対して、道路や建築材料の検査の助言・指導を行う。
・同僚の能力向上、試験所の能力向上(マネジメントやオペレーションも含む)
・同僚のスタッフに指導と業務の監督を行い、土壌骨材、コンクリート、ビチューメン、アスファルトなどのサンプルの分析・テストを共に実施する。
・トンガタプ島だけではなく、離島の支援についても行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
液体限界試験用半自動針入度計、CBR圧縮試験機、ピクノメーター、半自動500/1000KN複合システム、鉄筋引張試験、コンクリート圧縮試験、ダイナミックコーン貫入試験装置、サンドサークル装置、軽量偏向計等※詳細はHPの写真参照
4)配属先同僚及び活動対象者
陸運部:
交通安全ユニット 1名
安全車輛ユニット(交通主任) 1名
道路管理ユニット 3名
・定期整備セクション(道路技術者) 1名
・日常点検セクション(道路技術者) 1名
・材料試験所(シニア技術者50代男性) 1名
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:同僚が男性のため配属先希望
[学歴]:(大卒)土木工学 備考:専門性を必要とするため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:試験所や現場での指導が必須
[参考情報]:
・建築・土木材料の分析経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地語学訓練では、トンガ語を学習をする。技術協力個別案件で、道路計画・道路維持管理・車両点検能力向上アドバイザーが日本から派遣予定の為、連携が望まれる。