要請番号(JL13024B04)
募集終了
2代目
・2025/1 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・食料・林業省
2)配属機関名(日本語)
畜産局畜産センター
3)任地( トコモロロ ) JICA事務所の所在地( ヌクアロファ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先の農業・食料・林業省畜産局畜産センターのクリニックではトンガ唯一の動物診療を行っている。トンガでは資格を有する獣医師はおらず、配属先ではトレーニングを受けたパラベットと呼ばれるトンガ人スタッフが日ごろ診療を行っている。しかし、知識も薬品も限定されていることから、南太平洋州動物愛護団体(SPAW)など海外からの支援を受けており、SPAWから年に3-4回ほど獣医師、動物看護師が派遣され、毎回1週間ほど滞在し、医療活動を行っている。また、NPO団体であるTonga Animal Welfare Society(TAWS)もまた配属先の活動をサポートし、トンガの動物保護に尽力している。配属先にはこれまで2名の隊員が活動した実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トンガの家庭では豚、鶏、牛、やぎ、羊が飼育され、犬は番犬や食用として飼育されてきた。しかし、近年、ペットとして動物を飼育する家庭も増えてきており、これまでは病気にかかった場合十分な治療を施さず自然に任せていた。しかし、治療が必要と認識する人が増えてきており、畜産センターへの期待は高まっているものの、上述の通り、パラベットが実際の診療や手術を対応しており、技術と知識、医薬品が追いついていない状況にある。SPAWチームのトンガでの医療活動の際は、短期間でたくさんの症例を対応しなければならずトレーニングの機会にはなっているとはいえない。配属先には前任者の帰国後、他国のボランティアが1名活動していたがそれ以降は長期間現場での学びの機会がないことから、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
・クリニックやクリニック外で治療を必要とする家畜(主に豚や牛)、犬や猫に対しての診療、外科的処置、手術を行う
・パラベットが行う医療行為を監督するとともに、獣医業務で必要とされる技術や知識、道具類の使用法を訓練する
・配属先が有する機材や備品が適切に利用できるよう技術と知識を共有するとともに、環境整備への提言をする
・トンガの動物衛生管理について助言、支援を行う
・人獣共通感染症(主にブルセラ症)の調査が実施される際、検査をサポートする
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、診療室、Wifiデジタル顕微鏡、診察治療器具(手術用器具含む)、薬品保管用冷蔵庫
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:畜産局局長 30代男性 日本留学経験有、修士
パラベット:クリニックスタッフ 男女20-30代2-3名、巡回・緊急対応スタッフ 男女20-30代2-4名、(学士、専門士、高卒)
対象動物:豚、鶏、牛、ヤギ、羊、馬、犬、猫等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(獣医師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)獣医学 備考:知識と経験が求められるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:臨機応変な対応が求められるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
派遣前訓練では英語を学習する。現地語は、トンガ派遣後の現地語学訓練で学習する。