要請番号(JL13618A15)
募集終了
・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
サンマ州教育事務所
3)任地( エスプリッツサント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サンマ州の教育機関(幼稚園から中学校まで)を管轄する事務所。教育省本省と各学校の連絡窓口となり、州内の教育機関における教育政策の実施、学校運営の支援を行っている。予算は年間約460万円で、管轄内には小学校99校、中学校35校がある。サンマ州では州内を10カ所の地区に分け、それぞれの地区を指導主事(Zone Curriculum Adviser: ZCA)が担当している。指導主事は学校運営の支援や教員への助言を行っている。ルーガンビル市及び近郊の管轄地域、4カ所の小学校にJICAボランティアが派遣されて活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツでは2013年まで全ての授業が英語か仏語で行われ、語学能力に起因する低学年からの算数の授業におけるつまずきが問題となっていた。また、教員に対する研修の機会も少なく、算数の各単元を理解し、自信をもって指導できる教員は少ない。そのため、児童の学力の向上及び、教員の算数に関する知識向上を目的とした青年海外協力隊(JV)派遣を2003年から実施し、教員の質の向上を目指した活動を展開している。2014年にカリキュラムが改訂され1-2年生の授業は現地語となったことから、低学年の基礎力は改善がみられはじめているが、高学年では低学年でのつまずきの影響が残っている。そのため、他のJVと連携して算数教師会の支援を行い、多くの学校への支援を広げられる人材が求められ本要請となった。また各校におけるテストは児童の学力を適切に評価・管理できていないことから、統一テストや教育システム運用の支援も望まれている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.地区のZCAと共に管轄地域の小学校を巡回し、対象校を絞ったうえで教員の算数指導のサポート、教授手法の紹介をする。また、各校おけるテストの実施と評価に関するモニタリングを行い改善提案を行う。
2.算数教師会の開催支援や情報提供を行い、算数教師会の活動を活性化させる。
3.ZCA,や学校に配属されているJICAボランティアと協力し、教員研修会の企画・実施の支援をする。
4.州教育事務所が実施する統一テスト(BOT)の改訂、実施、評価のサポートする。
5.管轄地域における小学校の教育管理システム(VEMIS)の運用のサポートを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、プロジェクター、コピー機、会議室など
4)配属先同僚及び活動対象者
州教育事務所内スタッフ 19名: 20-50代男女
事務所長、ZCA(地区教育アドバザー) 8名 、訓練担当4名、小学校担当、中学校担当、情報管理システム担当、経理、秘書、清掃係
活動先の校長、教員
5)活動使用言語
その他
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:業務上必要なため
[参考情報]:
・ワークショップ企画・実施の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)