要請番号(JL13619B07)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
サンマ州教育事務所
3)任地( サンマ州エスピリトゥサント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サンマ州の教育機関(小学校89校)を管轄する事務所である。教育省本省と各学校の連絡窓口となり、州内の教育機関における教育政策の実施、学校運営の支援を行っている。州内を6の地域に分け、それぞれの地区を指導主事(School Improvement Officer:SIO)が担当して、学校運営の支援や教員への助言を行っている。配属先は算数の統一テスト(Basic Operation Test:BOT)の実施機関でもあり、結果のデータ収集、分析、評価も行っている。2020年3月まで初代隊員が活動中。ルーガンビル市内および近郊の管轄地域では、2019年5月現在、3校に小学校教育隊員が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツでは教員に対する研修の機会が少なく、算数の各単元を理解し、教員が自信を持って指導できていない。そのため、2003年から政府の方針に則り、児童の学力の向上および教員の算数に関する知識向上を目的とした青年海外協力隊派遣を実施している。サンマ州では州内で算数の統一テストを年に2回行っており、児童の算数能力を図る目安となっているが、隊員が数代活動した学校ではこの統一テスト結果が上位を占めるようになってきており、隊員の支援を卒業した学校もある。このように、隊員が配置されていない学校、また地域によって児童の学力や教員の指導力に差が生じているのが現状であるため、管轄する学校の要望や実態に応じて支援ができるよう、教育事務所に初代隊員が派遣され、学校間、地域間の格差是正のための活動を展開している。教育事務所が主導となって2019年に「算数教師会」が立ち上がったことから委員会への支援も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
隊員は州全体の算数能力と指導力向上を目指し、配属先同僚とともに以下の活動を行う。
1. 地区の指導主事とともに管轄地域の小学校を巡回し、教員の算数指導のサポート、教授手法の紹介を行う。
2. 管轄学校の教員に対する算数のワークショップを同僚と協力して企画し、内容を提案し、実施の補助を行う。
3. 算数教師会(SAMATA)を補助し、指導主事と教員主体で運営ができるよう支援する。
4. 統一テスト(BOT)の改訂、実施、評価に協力し、結果を分析し、活用についての助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、プリンター、プロジェクター、コピー機、会議室など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
州教育事務所教育指導コーディネーター:50代、女性
事務所長、指導主事6名
活動対象者:
活動先小学校の校長、教員、生徒
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:指導主事への助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)