要請番号(JL13623A01)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ビラ中央病院(VCH)
3)任地( シェファ州エファテ島ポートビラ市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ビラ中央病院は国内で専門的治療が可能である唯一の病院として、また医師や看護師養成のための教育病院として位置づけられている。2021年度の年間予算は約1億2000万円、ベッド数約150床、医師約40名、看護スタッフ約130名。内科、外科、小児科、産婦人科、耳鼻科、歯科等があり、医師の多くはドナー各国(オーストラリア等)から派遣され、医療機器も大半を外国からの援助に頼っている。日本で研修を受けた医療関係者が多数勤務している。2014年にJICAの無償資金協力により、新外来・検査棟が建設され、2020年3月まで医療機器隊員が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
バヌアツには栄養士がほとんどおらず、配属先では唯一の看護師資格も持つ栄養士が、入院患者のカロリー計算をした食事管理、地域住民への栄養指導などを業務として担っている。一方で国が掲げる社会問題として、生活習慣病(NCDs)は深刻であるものの、栄養士不足のため、患者の食事指導や予防のための取り組みが十分できていない。これまで様々な分野で協力隊員も関わってきており、食事の質の重要性が少しずつ広まってきているものの、なかなか定着していない。そのため、配属先病院のNCDユニットにおいて、食事の面からNCDs患者への指導を行い、予防のための健康教育も支援する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
バヌアツ人のNCDs患者のフォローと予防啓発のため、以下の活動を行う。
1. 同僚の日常業務をサポートし、配属先病院のNCDユニット入院患者および外来患者に対する食生活改善の指導を行う。
2. 現地の食材や食文化を考慮した入院患者用の病院食について改善と提案を行う。
3. カロリー計算ができるようなマテリアルを現地語で作成し、国内で広める。
4. 作成したマニュアルを活用し、コミュニティでの栄養指導ワークショップを提案・企画し、実施する。
5. 保健医療分野の協力隊員と情報交換を行い、可能であれば国レベルで必要な取り組みを提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プリンター、文具、調理室、食材等。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・栄養士、女性、50歳代
・病院のキッチンスタッフ
活動対象者:
・配属先NCDユニットの入院および外来患者
・地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:(女性) 備考:配属先からの要望のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚や市民への指導が必要なため
[汎用経験]:
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。