要請番号(JL13623A07)
募集終了
3代目
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
北部州病院
3)任地( サンマ州サント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ルーガンビル市の中心部にある北部州病院は、内科、外科、産婦人科、小児科、精神科、歯科等の診療科に分かれており、ベッド数116床、医師は中国人医師を含め約30 名、看護師80名、総スタッフ数220名の北部の3州を管轄するリファラル病院である。新型コロナウィルスの感染拡大前は、年間の外来患者数約4万人、入院患者数約4000人、出生数1400人。2016年にロータリークラブの支援で一部の病棟の改装を実施した。また豪州ボランティアが健康促進アドバイザーとして派遣された実績がある。海外協力隊はこれまで2名の栄養士隊員が派遣され、また日本での研修にこれまで5名が参加した。年間予算:約2億8千万円。
【要請概要】
1)要請理由・背景
近年、大洋州における生活習慣病(NCDs)の増加は大きな社会問題となっており、バヌアツでは、死亡原因の70%がNCDsに起因するものであり、その割合は年々増加している。その為、特に症例の多い高血圧や糖尿病の予防対策に取り組んでいるが、バヌアツには栄養士が数名しかいない。配属先のNCD外来には年間3500人が受診し、その9割が再来である。現在、担当看護師1名が全ての対応を行っており、生活習慣や栄養に関するカウンセリングなど細かな行き届いた指導ができていない。その為、NCD患者の食事についての助言や病院食の改善アドバイスができる栄養士の存在が不可欠となっている。また患者のみへの指導だけではなく、予防のための健康教育の支援も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚の日常業務をサポートし、NCD外来患者に対する食生活改善の指導を行う。
2. 外来・入院患者について、NCDsに関する疾病データを収集・分析する。
3. 現地の食材や食文化を考慮した入院患者用の病院食についての改善提案を行う。
4. 同市保健事務所に配属される予定の協力隊員と協力し、コミュニティや学校における栄養指導ワークショップを提案・企画し、実施する。
5. 保健省管轄の他島にも派遣される看護師隊員等とも情報を交換し、連携した活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
体重計、身長計、NCDハンドブックなど
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
・NCD外来
ヘッド看護師(40歳代女性) 本邦研修経験者
他看護師(20~40歳代女性) 3名
・NCDコーディネーター(男性) 州保健事務所所属
【活動対象者】
・外来患者、入院患者、地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。