【配属機関概要】

3）任地（ サンマ州サント島ルーガンビル市 ） JICA事務所の所在地（ ポートビラ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

バヌアツ第二の都市ルーガンビル市に位置し、幼稚部～8年生までが通う全校生徒860名、教員数33名の学校で、2015年より協力隊員が派遣され、2020年3月まで3代目隊員が活動していた。旧小学校名は、バンバン小学校。バヌアツは教育使用言語により英語系、フランス語系で学校が分かれており、当学校は英語での授業が行われている。生徒数の増加、また2020年に起こったサイクロンの影響で校舎の一部が破損しており、日本大使館の「草の根・人間の安全保障無償資金協力」により、校舎や教具、雨水貯水タンクなどが支援されている(約950万円)。年間予算:2千万円。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当配属先には、これまで3名の協力隊員が派遣され、主に算数と音楽や体育の指導を行ってきており、 生徒に限らず同僚教員に対しても、指導法を教えてきた。隊員離任後は、楽器を使用した音楽授業を行える教員がおらず、リコーダーなどの楽器がしまわれたままとなっており、音楽指導を行う協力隊員の要望が出された。また、新型コロナウィルス感染の影響により、自宅でコンピュータを使用した学習(Google Classroom)が開始されたが、多くの教員がこれまでパソコンを使用した事がない為、生徒に対してうまく指導ができない状況である。バヌアツでは教員に対する研修の機会も少なく教員たちは学ぶ機会がない為、PC初心者教員に対し、簡単なコンピュータ操作指導を行う事も求められている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

1. 生徒に対し、歌唱指導のみでなく、リコーダーや鍵盤ハーモニカを活用した音楽授業を実施する。
2. 同僚教員に対し、限られた楽器を使用し工夫した音楽授業の指導法を紹介する。
3. 同僚教員に対し、簡単なPC操作を教える為の校内研修会などを企画し、実施する。
4. 総合学習の時間などを活用し、折り紙や書道などの日本文化を紹介したり、手洗いなどの衛生教育を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

リコーダー、鍵盤ハーモニカ、PC

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学校長:男性、50代
活動対象者:
生徒1～6年生 860名
同校教員

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。
配属先提供の敷地内にある住居に居住する。