要請番号(JL13624A14)
募集終了
4代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
サンマ州保健事務所NCD課
3)任地( サンマ州サント島ルーガンビル市 ) JICA事務所の所在地( ポートビラ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、バヌアツ第二の都市ルーガンビル市の中心部にある北部州を管轄する保健事務所である。サンマ州は人口約60,000人、州内の大小複数の島にある、より小規模な医療施設(8ヶ所のヘルスセンター、18ヶ所の診療所及び42ヶ所のエイドポスト)を管轄し、それらの管理や支援を行っている。現在、生活習慣病対策課、家族計画課、感染症対策課、予防接種計画課等合わせ10課に分かれている。前身の保健局時代も合わせ、これまで計5名の隊員が派遣され、母子保健や感染症対策、地域での公衆衛生活動などを行ってきた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
近年、大洋州における生活習慣病(NCDs)の増加は大きな社会問題となっており、バヌアツでは、死亡原因の70%がNCDsに起因するものであり年々増加傾向にある。その為、特に症例の多い高血圧や糖尿病の予防対策に取り組んでいるが、なかなか改善されない。同州の北部州病院NCDs外来には年間3500人が受診し、その9割が再来となっている。新たな患者も増加傾向にあり、生活習慣病予防の対策、再来患者の意識改革が重要課題となっている。北部州病院NCDs担当看護師や派遣される予定の看護師隊員とも連携し、食事や自己管理について助言を行うとともに、近隣地域にも出向き予防のための健康教育を実施する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
バヌアツ人のNCDs患者のフォローと予防啓発のため、以下の活動を行う。
1. 同僚の日常業務をサポートし、北部州病院のNCDsユニット入院患者及び外来患者に対する食生活改善の助言を行う。
2. 現地の食材や食文化を考慮したNCDs患者の食事について改善と助言を行う。
3. 食事内容の評価ができるようなマテリアルを現地語で作成し、活用する。
4. 作成したマニュアルを活用し、近隣地域での生活習慣病予防対策のワークショップを提案・企画し、実施する。
5. 保健医療分野の隊員と情報交換を行い、可能であれば国レベルで必要な取り組みを提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プリンター、文具等。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・NCDコーディネーター(女性、業務経験30年以上)
・保健事務所スタッフ(20~50歳代)
活動対象者:
・NCD患者
・地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(保健師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚や市民への指導が必要なため
[汎用経験]:
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(18~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地で必要とされるビスラマ語については、現地訓練期間中に学習する。
任地は離島であり、より徹底した自己管理が求められる。