要請番号(JL16622A07)
募集終了
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府
2)配属機関名(日本語)
エビールソサイアティ インク
NGO
3)任地( ガラロン州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
海洋資源及び森林の保護/回復活動、環境教育活動、環境に係る研究等を実施する環境系NGO。2005年設立。職員数12名、年間予算約2900万円の規模。創設当時からの主たる活動である海洋資源保護/回復活動においては、女性の漁業従事者の生計向上及び漁業資源管理を目指し、現在数の減少が問題となっているナマコの資源回復やシャコガイ養殖の導入等に取り組んでいる他、森林部門では植林活動や地雷除去後の土地の利用に係る活動等も実施している。また、児童・生徒に海洋資源、森林資源の重要性や、考古学について学ぶ機会を持たせるアウトドア授業やキャンプの実施等の環境教育活動や、米国の大学と提携し、土着の技術や知識を継承するための研究への協力等も実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
島嶼国のパラオでは、地域住民の生計は、周辺海域で捕獲できる海洋資源を販売して得られる収益に依存している。特に零細漁業に従事する人口の約75%は女性であり、これら女性の零細漁民の収入の約32%がナマコから得られていることが判明している。しかしながら、昨今、海洋環境の変化や乱獲等の影響かナマコの収穫量が減少し、零細女性漁民の生計を圧迫していることが問題となっている。このため、配属先では、ナマコの孵化場を作り、ここで採卵・育成したナマコの種苗を自然環境に戻すことで、ナマコの資源回復を目指している。種苗生産については、パラオ政府海洋資源局の支援を得て実施している一方、種苗放流後のナマコの生態等を調査・研究し、よりプロジェクトの効果の発現を高める提案をできる人材、当該プロジェクトに係る児童・生徒への教育プログラムの開発等を行う人材を求めて隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.ナマコの生存率の調査等を実施し、効果的・効率的なナマコの資源回復に対する助言や戦略の提案を行う。
2,ナマコ資源回復プロジェクトで実施する標準操作手順書の作成を支援する。
3.ナマコの孵化・種苗生産・放流についての学校での教育プログラムのカリキュラム開発と教材作成を支援する。
4.上記の活動をとおして、同僚の能力向上を支援する。
活動上、ナマコの種苗生産技術についての理解も必要となるため、着任後、政府海洋資源局の支援を得て学ぶことを想定しています。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用デスク、PC・プリンター等事務機器。ボート(同僚運転)、トラック(同僚運転)、パドルボード、シュノーケル
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
代表:50代 女性
主な同僚: 30代 女性 水産プログラムコーディネーター
その他同僚10名
活動対象者
同僚及び学校の児童・生徒
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:調査・研究が必要なため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[参考情報]:
・海洋生物の生態調査に係る経験
・動物の個体群動態、個体数調査法に係る知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~33℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は配属先が手配する家庭でホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します。