要請番号(JL16622B02)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府
2)配属機関名(日本語)
パラオ コミュニティ カレッジ 共同研究・普及部
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は1993年設立のパラオ唯一の高等教育機関(短期大学)。管理部、教育・訓練部、共同研究・普及部(CRE)の3部門からなる。同校は地域社会が必要とする教育機会を国民に提供することを主たる目的としており、高等教育・職業訓練がその主たる機能であるが、地域の抱える問題解決のための研究や普及サービスの提供も行っている。配属先となるCREは、農業、養殖、食品加工技術の研究及びパラオ国民への実践的かつ持続可能な技術の普及を目指している。職員数は約20名(うち農業部門12名)で年間予算7千万円程度。主に米国からの資金援助を受けて運営がなされている。CREでは、現在果樹栽培の隊員が活動中である他、過去には組織培養の隊員派遣の実績がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では、現在、日本の千葉大学との共同研究によるバナナの生物資源収集及び同定プロジェクトに取り組んでいる他、2022年6月から米国政府の支援を受けてパラオの主要作目であるタロイモの耐塩性品種の選抜試験を開始している。パラオには配属先であるパラオコミュニティカレッジ以外の高等教育機関が無いため配属先の同僚も同短大卒のスタッフが多く、これらの試験研究を適切に実施するための能力は専門性の観点から十分とは言えないこともあり、その能力養成が急務である。特に科学機器の取り扱いとその適切な管理、試験研究に必要な植物遺伝資源収集・分類・同定、遺伝子型判定、表現型判定等の手技について同僚とともに実施しながら同僚の能力向上を支援する人材が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.同僚とともに生物資源の試験研究を実施しながら、必要な科学機器の適切な利用及び管理手法について指導・助言を行う。
2.実験室及び科学機器の適切な利用管理に係る研修を計画・実施する。
3.植物遺伝資源保存に係る手順書の作成を支援する。
なお、配属先の試験研究施設はコロール州と、コロール州から車両で40分程度のアルモノグイ州に分かれています。アルモノグイ州に行く場合、公用車もしくは同僚の車両で移動する予定です。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
サーマルサイクラー(GeneAtlasG 及び BIORAD-T100)、分光光度計(NanoDrop 2000C)、オートクレーブ、クリーンベンチ、インキュベーター、遠心分離機、電子秤、PHメーター、ECメーター、蒸留水製造機等
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚
研究主任:40代 女性 農学博士
研究補助:2名 いずれも短大卒 経験2~3年程度
・活動対象者
配属先同僚
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)農学系 備考:大学の研究機関での活動
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・植物遺伝資源収集・分類・同定の経験
・遺伝子型判定、表現型判定等の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。