要請番号(JL16623A13)
募集終了
5代目
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
学校運営局 フードサービスプログラム
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、パラオ国内にある公立小(中)学校17校及び公立高等学校1校の給食業務を担当している。主な業務は、栄養バランスの取れた献立の作成、献立に合った食材の発注から配達、調理員の育成、必要な調理器具の調達や調理場の衛生管理と多岐にわたる。年間予算一億円程度。給食費は児童・生徒から徴収しておらず、1人当たりの1食分の予算は約1ドルである。給食は、小規模校を含めて各校の調理場で作られている。海外協力隊による支援は2015年から開始しており、現在は、4代目隊員が活動中。なお、配属先は、隊員による協力の他、台湾政府から給食用食材の提供やボランティア(栄養士)の派遣等の支援も受けている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは食生活に起因する生活習慣病が大きな問題となっており、国を挙げて肥満・NCD(非感染性疾患)対策に取り組んでいる。成人のみならず、運動不足や偏った食生活による小児肥満も多いことから、配属先では野菜を含むバランスの取れた学校給食を提供することで、児童・生徒たちの食生活改善につなげたいと考えている。一方で、パラオ国内には栄養士を養成する機関がなく、正しい栄養知識を基に栄養管理や衛生指導、食育ができる人材がいない。また、各校の調理員も調理師の資格を有しておらず、学校では野菜の残菜量は依然として多い。現在活動中の隊員を含めこれまでの隊員の協力成果により、給食の質の向上を含め徐々に業務改善はなされて来てはいるが、依然として改善の余地は大きいことから後任が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 限られた予算での野菜や魚等ローカル食材を用いた給食献立の作成を行う(給食は、昼と朝の2食/日提供)。
2. 学校を巡回し、栄養バランスの取れた食事の重要性を児童・生徒に教育するとともに、保護者には家庭での食生活改善への協力を求める。
3. 調理技術のワークショップにて、喫食率の向上を目指した調理方法を提案するとともに、調理員の学校給食に対する意識の高揚を図る。
4. 各校調理場を巡回し、立入検査や調理員への衛生管理指導を行う。
なお、台湾の栄養士ボランティアが派遣された場合には、協力関係のもと業務を分担して活動することとなります。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスク、プリンター、コピー機、インターネット環境あり
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: フードサービスプログラム マネージャー(経験8年、40代前半、女性)
他職員3名
活動対象者:各校調理員、各校児童・生徒及び保護者、上記同僚
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:予定される活動内容遂行に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。