要請番号(JL16623A26)
募集終了
・2023/4 ・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ガラロン小学校
3)任地( ガラロン州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つ。児童数は1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約75名、教員数11名の規模。各学年1クラス。パラオでは中規模校にあたる。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数・数学、理科、社会、パラオ語)のほか、体育の授業がある。パラオの公立小学校では、学級担任が全主要科目を教える場合が多い。また、全校で給食が提供されるとともに、スクールバスが運行されている。協力隊による支援は15年以上前に小学校教育のボランティアが2代にわたり派遣されていた経緯あり。また同校には日本でのJICA研修受講経験者の教員が在籍している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは初等・中等教育における理数科の学力が低く、特に幼少期に数字に触れる機会が少ないため、数の概念が身についていない児童が多い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このような中、教育省は児童の基礎計算力の向上を課題とし、算数・数学科指導員の学校巡回指導による個別指導や研修会での授業研究等、小学校算数教育の改善に力を入れている。特に同校では指導経験の浅い教員が多く、教員の高学年(5~8年生/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)の学習内容理解が不十分なため、高学年の算数・数学指導に困難を覚えており、その指導力向上に向けた支援が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
主に高学年(5~8年生)を担任する同僚教員と共に、以下の活動を行う予定です。
1.同僚教員に対し、高学年の算数・数学の授業計画及び学習者主体の授業について、助言を行う。
2.同僚教員の行う算数・数学の授業をサポート(チーム・ティーチング)し、授業の振り返りを行い、授業改善に協力する。
3.同僚教員とともに児童の算数・数学への興味を引き出しつつ効果的な授業を行うための教材開発を行う。
この他、算数・数学教育分野でパラオで活動する他隊員との間で課題や成功事例を共有し、教育省への提言等を行う可能性があります。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プロジェクター、コピー機等。なお、パラオでは2011年以降シンガポール式算数が導入されている。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 代理校長(男性、50代)、一般教員8名(経験1~17年、高卒~大卒)、体育教員、特別支援教員
主な活動対象者: 高学年担任の一般教員、児童
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員への助言が求めれているため
[参考情報]:
・上記二免許のうちどちらか一方の所有は必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、村落の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でのホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし、活動は英語で実施します)。