2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16623B01)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
H131 栄養士
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・福祉省

2)配属機関名(日本語)

公衆衛生局 基礎・予防保健課 NCD対策ユニット

3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

公衆衛生局は、基礎・予防保健課を含む4課から構成され、基礎・予防保健課は、更に感染症疾患、予防接種、在宅医療等のユニットに分かれる。NCD(Non-Communicable Diseases)対策ユニットは、国内の肥満や糖尿病・がん・高血圧症等の非感染性疾患の予防対策を一元的に担当する責任機関。地方部に位置するコミュニティ・ヘルスセンター(CHC/診療所)とも連携を取り、健康セミナーや健康教育の啓発活動の実施等、国民の健康増進・病気予防に資するプログラムの運営・管理に努めている。同ユニットへは、2022年から体育隊員、2023年からは栄養士隊員も派遣し、運動と栄養の両面からのNCD対策を支援中である。また台湾からの栄養士ボランティアの支援を受けた実績もある。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオでは偏った食生活や運動不足等、不健康な生活習慣を起因とする疾病が大きな問題となっている。2011年には保健・福祉省がNCDクライシスを宣言し、2018年には大統領自ら「Year of Good Health」と宣言して国民に健康増進を呼び掛けるなど、国家としてNCD対策を強化しているものの、人々の生活習慣を変えるには時間を要することもあり、今までのところ明確な改善には至っていない。一方で、パラオ国内には栄養士を養成できる機関がなく、保健・福祉省には他の部署を含めて栄養士がいない。そのため、肥満症や糖尿病等患者に対して、専門的な見地から栄養面での具体的な助言ができる人材がおらず、海外からのボランティアによる支援を得て、栄養指導等を推進しているのが現状。現在初代隊員が活動中であるが、長期的な視点が必要な支援であり、引き続き栄養士隊員による協力が求めらている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

1. 前任者が実施予定のパラオ人の食生活についての調査結果を元に、その後の栄養指導等による食生活の変化のモニタリング調査を実施する。
2. 肥満症や非感染性疾患患者及びその予備軍に対し、減量のための個別栄養指導(カウンセリング)を行う。その際、ローカル食材(野菜や魚)を基に継続可能な健康食を提案し、食習慣の改善をはじめ健康的な生活習慣の確立を支援する。
3. 各種セミナー、糖尿病予防プログラム(Diabetes Prevention Program; DPP)、CHC訪問等の機会を活用し地域住民に対して栄養面からのNCD予防啓発や食育・栄養教育を行う。
なお、配属先にはフィジカルアクティビティ隊員の派遣を予定しており、同隊員と行動を共にすることが多くなる見込み。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

体組成計

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:ユニット長 40代 女性、ユニット主任 50代 女性、ユニット職員(NCD・糖尿病・がん予防担当、CHC担当、Health Educator等) 11名 30~50代 いずれも女性

活動対象者:非感染性疾患患者及び予備軍、児童から高齢者まで

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(栄養士)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:予定される活動内容を遂行するため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。