要請番号(JL16623B05)
募集終了
6代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ガラード小学校
3)任地( ガラード州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つであり、小規模校に分類される。児童数は、1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで40名程度。2022年からは5歳児クラスも設置されている。各学年1クラス(児童数は最大で10名程度)で、複式学級で授業を行うこともある。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数・数学、理科、社会、パラオ語)のほか、体育や保健(健康)の授業がある。パラオの公立小学校は全校で給食が提供されるとともに、スクールバスが運行されている。2007年から2018年まで断続的に4名の小学校教育隊員が派遣され、現在は2022年度1次隊(小学校教育)が算数指導を中心に活動中。学校紹介
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは初等・中等教育における理数科学力が低く、特に幼少期に数字に触れる機会が少ないため、数の概念が身についていない児童が多い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このようなの中、教育省は児童の基礎計算力の向上を課題とし、小学校算数教育の改善に力を入れている。同校では、教員の入れ替わりがあり、指導経験が浅く教授法の知識が不足している教員に対する助言、教材開発、児童の学力(計算力)向上が更に必要なことから後任要請に至った。派遣中隊員は計算ドリルの実施や若手教員の指導計画への助言のほか、体育授業の補助、朝会を利用しての日本紹介を行うなど、広く学校教育活動に関わっている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚教員の行う算数の授業をサポートし、児童への個別・反復指導を行う(チーム・ティーチング)。状況に応じて高学年の算数の授業を実施する場合もある。
2. 同僚教員とともに授業の振り返りを行い、教員の授業力向上・授業改善に向けた助言を行う。
3. 同僚教員とともに、児童の算数への興味・関心を引き出しつつ、学習者主体の授業に向けた教材開発を行う。
指導対象学年は着任後協議の上決定しますが、ほぼ全学年を予定しています。その他、算数・数学教育分野の他隊員と現場の課題や成功事例の共有をし、教育省へ提言する活動等を行う可能性があります。
活動に余裕があれば、日本紹介、日本との交流などの活動を実施することも可能です。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プロジェクター、コピー機。なお、パラオでは2011年以降、シンガポール式算数が採用されている。歴代の隊員が開発した「マスヒーロードリル」(計算ドリル)を活用可能。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:校長(女性40代、大学卒)、一般教員:(7名、高卒程度、パラオの短大にて必修のコースを履修中、経験1年~20年程度)
その他教員:体育教員1名、特別支援教員1名、司書教員1名
主な活動対象者:各学級担任、体育教員、全学年の児童
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、村落の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でのホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。