2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16624A04)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G157 日本語教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/1 ・2025/2
隊員の授業風景 隊員の授業風景 日本文化行事に参加した生徒と隊員

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ミゼンティ高校

3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パラオにある5校の高等学校の1つで、幼稚園と小学校を併設するカトリック系私立共学校。生徒は9~12年生まで約170名、日本の中学3年生から高校3年生に相当する。新年度は8月開始の4学期制であり、パラオでは高等学校までが義務教育となっている。同校では、2010年から10年生及び11年生の生徒を対象に第2外国語クラスとして日本語及び中国語を選択制で開講しており、受講者数は中国語と凡そ半々である。日本語クラスは、従前から日本語教育に係る資格を持たない現地在住の邦人が担当していたが、2023年7月に初代隊員が派遣されて以降、パラオ人日本語講師補助1名と共に授業を進めている。なお、パラオには高等教育機関が短大一校のみしかないこともあり、高校卒業後、海外留学する者も多い。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオは親日国であり、日本統治の影響から約1,000の日本語が現在もパラオ語として使用されているなど日本語への馴染みは深く、日本語を話すことが出来る老人は多い。一方で、現在のパラオの教育機関では、同校の他に公立高校1校及び短期大学1校でそれぞれ選択科目として日本語が履修されているのみであり、日本語を話すことができる学生層はほとんどいない。日本との強いつながりを持つパラオにおいて、学生の日本への興味を増進し、今後日本への留学生の増加等による親日・知日人材の育成をめざし、日本語教授法の専門知識を有する隊員派遣による日本語教育を開始した経緯がある。現隊員の活動は高く評価されており、引き続き、日本語のみならず、歴史的な繋がりの深い日本への更なる理解の増進を目的として、後任の要請が提出された。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 高等学校の第2外国語選択授業として、日本語授業を計画・実施する。
・ 10年生及び11年生各2クラスの計4クラス約50名(1クラス13~14名×2クラス×2学年)を対象とする。
・ 週平均15時間(各クラス週4時間程度/2クラス合同授業もある)程度の授業を行う。2年間の総学習時間約300時間
・ 10年生はゼロ初級からスタートし、2年間でひらがな、カタカナ、一部の漢字及び日常会話を習得する。
・ 生徒が興味・関心を持って日本語を学ぶための工夫やアイデアが期待されている。
2. 日本語教育の支援に加え、日本文化紹介等を通した日本への理解や、外国語教育を通した異文化理解促進を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

校舎内はインターネット環境あり。プロジェクター、コピー機等事務機器。
現在、授業は隊員が準備したプリントを利用して実施しており、特定の教科書は利用していない。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
校長(男性 40代)、日本語講師補助(男性 60代)、その他教員30名程度(日本語専攻者はいない)

活動対象者:
高等学校10年生及び11年生約50名
(日本語ゼロ初級から学習開始)

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(日本語教育に関する資格)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(短大卒) 備考:高等学校で教えるため

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:単独で授業を行うため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。