要請番号(JL16624A05)
募集終了
2代目
・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府
2)配属機関名(日本語)
エビールソサイアティ インク
NGO
3)任地( ガラロン州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
海洋資源及び森林の保護/回復活動、環境教育活動、環境に係る研究等を実施する環境系NGO。2005年設立。職員数10名、年間予算約3700万円の規模。創設当時からの主たる活動である海洋資源保護/回復活動においては、女性の漁業従事者の生計向上及び漁業資源管理を目指し、現在数の減少が問題となっているナマコの資源回復やシャコガイ養殖の導入等に取り組んでいる他、森林部門では植林活動や地雷除去後の土地の利用に係る活動等も実施している。また、児童・生徒に海洋資源、森林資源の重要性や、考古学について学ぶ機会を持たせるアウトドア授業やキャンプの実施等の環境教育活動や、米国の大学と提携し、土着の技術や知識を継承するための研究への協力等も実施している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは、昨今、海洋環境の変化や乱獲等の影響かナマコの収穫量が減少し、零細女性漁民の生計を圧迫していることが問題となっている。このため、配属先では、ナマコの孵化場を作り、ここで採卵・育成したナマコの種苗を自然環境に戻すことで、ナマコの資源回復を目指すプロジェクトを実施中である。種苗放流後のナマコの生態等を調査し、効果的な資源回復につなげることが配属先の課題であるが、この調査を適切に実施するための能力を十分に有したスタッフはおらず、2023年7月から隊員の支援を得てスタッフの能力向上を図りつつプロジェクトを進めている。現隊員の指導により、必要な量的調査の実施能力、データの分析・解析能力等、調査を適切に実施する能力が徐々に身についてきているが、その定着及び応用力の養成には未だ時間を要することから、後任隊員による支援が要請された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.前任者の作成した調査マニュアルを参考に、同僚とともにナマコの量的調査を実施する。
2.同僚と共に調査データの分析・解析を実施し、持続可能なナマコ漁を検討する。
3.上記1.2の活動における同僚との協働過程を通して同僚の調査研究能力の向上を支援するとともに、必要に応じて研修を企画・実施する。
4.稚ナマコの孵化・育成に関するトレーニングプログラムを検討・開発する。
5.配属先の実施する児童・生徒向けの各種環境教育プログラムの実施に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所デスク、PC・プリンター等事務機器、車両、モーターボート、トラック、パドルボート、ダイビング機材、シュノーケル
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚
代表:50代 女性
主な同僚: 30代 女性 水産プログラムコーディネーター
その他同僚8名
活動対象者
同僚及び学校の児童・生徒
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:調査研究が必要なため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への指導が必要なため
[参考情報]:
・海洋生物の生態調査に係る経験
・動物の個体群動態、個体数調査法に係る知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。