2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16624A06)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
3代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2
算数の授業風景 体育の授業風景 ガラスマオ小学校校舎とグランド ガラスマオ小学校校舎とグランド ガラスマオ小学校校舎とグランド

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

ガラスマオ小学校

3)任地( ガラスマオ州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つであり、小規模校に分類される。児童数は、1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)と園児クラス(5歳児)を合わせ約40名。教職員数は校長含め全9名。園児・1年生、3・4年生、6・7年生は複式学級で授業が行われている。新年度は7月開始の4学期制。各学期は2か月強、各学期間の休暇期が3週間程度。主要5科目(英語、算数、理科、社会、パラオ語)のほか、体育の授業がある。本配属先は2021年10月に初代隊員を受入れ、現在は2代目の小学校教育隊員(2023年度1次隊)が低学年の算数及び全学年の体育授業の質の改善に取り組んでいる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同国では、教員資格制度を有していないこともあり、教員間の能力差が非常に大きい。一方、児童は算数の基礎計算能力の低さ、及び運動習慣が無いことによる肥満の増加が問題となっている。配属先においても、算数教育に係る教員の指導能力向上と児童の学力向上、及び小規模校ゆえに専任教員がいない体育教育で系統立った授業を実施することが主要な課題となっており、これらの課題を達成するため隊員による継続的な支援が必要であることから本要請がなされた。活動中隊員は低学年の九九の定着、及び学級担任を巻き込んだ体育授業の実施に重点を置いた活動をしている。配属先は算数の支援については、徐々に高学年(4年生~8年生)に支援を移行していきたい意向がある。教科指導以外にも児童が異文化に触れることへの関心が高く、り日本語・日本文化等の紹介など課外活動の実施への協力も期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 同僚教員の行う算数の授業をサポート(チーム・ティーチング)し、児童への個別・反復指導を行う。学習者主体の授業に向けた教材作成に協力する。
2. 同僚教員と共に体育の授業を実施する。(体育は現在1~8年生全員を低学年、高学年に分けてに週1回ずつ実施)
3. 同僚教員の授業力向上・授業改善に向け、助言や校内研修を行う。
4. 放課後等の時間に体育の授業以外の運動の機会、日本理解のための日本語学習や日本文化理解の機会等の課外授業の企画運営を行う。
※算数の対象学年については、着任時の配属先の事情と隊員の経験により、配属先校長と相談の上、決定します。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、プリンター、プロジェクター、コピー機、サッカーボール、バスケットボール、野球用具等。なお、パラオでは2011年以降、シンガポール式算数が導入されている。

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚: 校長(女性、40代)、学級担任6名(全員女性 高卒~短大卒) 、給食調理師1名、用務員1名

活動対象者:1年生~8年生の児童及び園児 約40名、学級担任教員7名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(男性) 備考:配属先の意向

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員への助言が求められるため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、村落の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でホームステイとなります。
現地語学訓練では、パラオ語を学習します。(ただし活動は英語で実施します。)
学校での課外活動やコミュニティーでの青少年活動に興味があり、積極的に児童と関りたい人が求められています。