要請番号(JL16624A07)
募集終了

2代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
アイメリーク小学校
3)任地( アイメリーク州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2校)の一つ。児童数は、1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約50名、教職員数13名の規模。各学年1クラス。パラオでは中規模校にあたる。アイメリーク州のみならず隣州のガッパン州から通学する児童もいる。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数、理科、社会、パラオ語)のほか、体育の授業がある。1999年から2017年の間に小学校教育隊員3名の断続的な派遣実績がある。現在は、小学校教育隊員(2023年度1次隊)が派遣中で、主に算数や体育分野への協力を実施している。児童の視野の拡大を目指し、日本の学校とのオンライン交流や学校での文化紹介などにも取り組んでいる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオには教員養成校が存在せず、国として教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。一方、児童は、算数の学力が低く、また運動習慣が確立されていないことによる肥満が解決すべき課題となっている。教育省では算数に関する理論的な研修や体育専門指導員による学校巡回により教員の能力向上を支援しているが、教員の真の能力向上のためには隊員による学校現場での長期的な支援が最も効果的との判断から本要請に至った。同校では、算数では高学年での学習を支える土台つくりを重視しており、低学年(1~3年)の指導についての支援が求められている。体育では、本来配置されるべき体育専任教員の欠員(2023年7月退職)のため、隊員が主となって授業を実施している現状ではあるが、体育教員が配置され次第、体育教員と共に体育教育の改善、質の向上に取り組むことが期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.同僚教員とともに児童の算数への興味を引き出し授業を効果的に行うための教材開発を行う(主に1~3年生予定)。
2.同僚教員の行う算数の授業をサポートし、授業の振り返りを行い、授業改善につなげる(主に1~3年生予定)。
3.同僚教員に対し算数の授業計画及び学習者主体の授業について、指導・助言を行う(主に1~3年生予定)。
4.同僚の体育教員とともに体育の授業を実施し、体系的な授業へと内容を改善するための支援を行う。
日本語・日本文化、スポーツ、コンピュータなど課外活動による児童の育成にも関心が高く、隊員の得意分野を活かした活動も期待される。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プロジェクター、コピー機、バスケットボール、サッカーボール等。なお、パラオでは2011年以降シンガポール式算数が導入されている。
4)配属先同僚及び活動対象者
同僚:校長(女性、40代)、一般教員7名(高卒~大卒、経験1~26年程度)、カウンセラー1名、調理員2名、運転手2名
主な活動対象者:低学年担任の一般教員、児童、体育教員
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:教員への助言が求められているため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、村落の小さなコミュニティの中で、配属先が手配する家庭でホームステイとなります。
現地語学訓練では、パラオ語を学習します。(ただし活動は英語で実施します。)