要請番号(JL16624B06)
募集終了
4代目
・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国務省
2)配属機関名(日本語)
コロール州政府保全・法執行部
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はパラオの全人口の7割程度が集中するコロール州の自然環境保全及びそれに伴う法執行を担う機関。2012年に文化・自然の複合遺産として世界遺産にも指定された南ラグーンとロックアイランド群の保全に係る責任機関でもある。年間予算2億6千万円程度、総職員数は 85名。沿岸警備課及び沿岸管理課を有し、隊員が所属となる沿岸管理課は、野鳥、ウミガメ、海洋生物などの生態調査及び侵略的外来種の駆除等の活動を一部国内外の研究機関とも連携しながら実施する他、ツアーガイドの育成、自然環境保全啓発、観光客向け施設の管理等幅広い役割を担っている。配属先には、2017年以降3名の生態調査隊員が派遣され、現在3代目の隊員が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
南ラグーンとロックアイランド群はパラオの主産業である観光業の核ともなる自然資源であるが、世界遺産に指定されたことにより、その生態系を持続可能なものとするための調査・研究や法執行業務の重要性が増し、業務量も拡大してきた背景がある。配属先は1989年以降長期にわたりその業務を担って来てはいるものの、パラオ国内には大学も無いこともあって専門性の高い人材の確保が困難な環境に置かれており、業務の質の改善のためには外部からの支援が必要な状況。これまで、3代にわたる協力隊員の支援により、調査手法の改善、データベースの構築と管理、データの分析手法の指導等が実施されたが、配属先スタッフの能力養成には時間を要することから、引き続き隊員による支援を得たい意向が強く、要請が提出された。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1. 同僚とともにロックアイランド全域の各種生態調査(野鳥、ウミガメ、海洋生物、侵略的外来種、海洋湖等)を実施しながら、具体的な調査手法、効果的なデータ収集方法、モニタリング手法、マッピング等についての指導・助言を行う。
2.収集したデータのデータベース化及びデータの分析手法について同僚に指導するとともに、必要な研修を企画・実施する(現在利用中のデータベースはマイクロソフトエクセル及びアクセスで作成されており、位置情報の管理等も可能)。
3.調査結果の報告書作成を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PCその他事務機器、一眼レフカメラ(Nikon社製)、防水デジカメ、GPS端末(Germin社製、マッピングにはQGISやGoogleのソフトを利用)、コンパス、巻き尺等モニタリング調査に必要なツール。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚
プロジェクトマネージャー:40代 女性 大卒 経験10年
その他スタッフ20名程度
・活動対象者
配属先同僚
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への指導が必要
[参考情報]:
・エクセル、アクセスでのデータ管理経験必須
・統計についての知識があることが望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。