要請番号(JL16624B07)
募集終了
2代目
・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
カリキュラム・指導局特別支援教育プログラム
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先はパラオ全国の特別支援教育の責任機関。年間予算約1.1億円、職員数約25名。学校現場の教員や障害児の家族への助言、障害児の評価及び指導計画の立案・実施等において中心的役割を担っている。パラオには特別支援学校は無く、障害を持つと認定された未就学児や児童・生徒(総数100名弱)は、それぞれ国内にあるプレスクール、小学校(8年制)、高校(4年制)にて学んでおり、支援が必要とされる児童・生徒がいる学校には特別支援教員を配置し支援を行っている。また、配属先は米国から援助を受けており、特別支援教育は米国のシステムに沿って実施されている。JICAによる協力は、過去に作業療法士隊員2名、障害児・者支援隊員1名の派遣実績があり、現在は理学療法士隊員が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは、障害児も出来るだけ健常児と同様の環境で学ばせるインクルーシブ教育が実践されている。しかしながら、パラオのインクルーシブ教育は、児童・生徒の障害に係る理解が促進される一方で、障害児と健常児を分ける特別支援学校での教育に比して、特に障害が重い児童・生徒への支援が十分ではないという問題を抱えている。配属先では、2024年1月から理学療法士隊員の協力を得て、障害が重く指導の難易度が高い児童に対する支援を進めているが、現在は同僚となる療法士はおらず、各学校の特別支援教育担当教員と共に活動している。配属先は今後人材を雇用予定であるが、国内に理学療法士を養成する教育機関は無く、雇用される人材も資格・経験の無い人材となる可能性が高いことから、隊員による支援を得ながら、障害児に対し持続的に安定した教育支援をするための体制整備を図りたい意向がある。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.学校現場を巡回し、理学療法が必要な児童・生徒の評価、支援計画の立案を行う。
2.支援計画に沿い、障害児に対し理学療法サービスを実施し、児童・生徒を支援する。
3.上記の活動の過程を通して、同僚の実践的能力向上に協力する。
4.障害児支援における理学療法の重要性に係るセミナー等を企画、実施することで、関係者の理解促進を図る。
なお、小学校・高校の障害児の障害の種類については、学習障害が全体の約4割、自閉症スペクトラム障害が約2割5分、重複障害1割、その他知的障害、言語障害、視覚・聴覚障害等
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プリンター、プロジェクター、コピー機
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚
課長:50代 女性、指導対象児童・生徒を持つ各学校の担当教員
理学療法担当職員は今後雇用見込み
・活動対象者
上記同僚、理学療法を必要とする障害児、当該障害児の家族
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(理学療法士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚に対する指導が必要
[参考情報]:
・子どもの療育経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。